井上尚弥を執拗に挑発するカシメロ「イノウエが私を恐れている理由を知っている」=現地報道
懲りない男だ。ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が、IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦(12月24日、東京・有明アリーナ)を控えるなか、あの〝問題児〟がまたしてもモンスターを挑発した。 フィリピンメディア「FASTBREAK」は「カシメロ、井上が自分を『避けている』理由を説明」と題する記事を掲載。「元世界王者ジョンリル・カシメロが再び井上尚弥を挑発し、日本のスーパースターが自分との対戦を避ける理由を知っているとほのめかした」と報じた。 同記事では「カシメロが特に指摘したのは、井上のディフェンスの弱さ、特に左フックに対する弱さだ。左フックは、5月にルイス・ネリが井上を1ラウンドでキャンバスに追いやったのと同じパンチである」と記述。さらに、カシメロがさまざまな対戦相手を自慢の左フックでなぎ倒すハイライト動画をSNSで披露したことを紹介した。 さらに、カシメロが「イノウエが私を恐れている理由を知っている。ネリがイノウエを倒したように、私は左手だけで倒す」「イノウエ、お前がネリに倒された時にぼーっとしている姿を見て、もし私なら本当にお前の頭が転がるんじゃないかと思ったよ」とコメントを投稿したことも伝えている。 かねて井上との対戦を熱望するカシメロは、10月に横浜で行われたサウル・サンチェス(米国)とのスーパーバンタム級10回戦で1ラウンドTKO勝ち。しかし、前日計量で2度の体重超過を犯す大失態を犯し、日本ボクシングコミッション(JBC)から日本国内での試合を1年間禁じられた。 カシメロは数日前にも「お前はタフな相手に会ったことがない」と、モンスターを挑発したばかり。すでに井上戦の実現は絶望的な状況だけに、もはや何を言っても〝負け犬の遠吠え〟と言えそうだ。
東スポWEB