忍者が使っていた「マキビシ」⇒その正体に「見てるだけで痛そうな形状」「木の実だと思ってましたが…」と反響
忍者道具のひとつとして知られる「マキビシ」。忍者が追っ手をかわす時などに使われます。そんなマキビシの意外な原材料を紹介した投稿がXで話題を集めています。 【画像】知られざる「マキビシ」の正体 投稿したのは、習志野青龍窟 忍道家さん(@3618Tekubi)。 普段は、忍道師範として、伝統的な忍術修行の実践や武術稽古、史料研究を通じ、今に役立つ温故知新の学びを忍道教室やイベントなどで伝えています。 投稿には「生産者の顔が見えるマキビシ」とつづられ、写真には黄色いケースにびっしりと入った三角形の植物が写っています。 習志野青龍窟 忍道家さんによると、この植物はオニビシと呼ばれる水草で、発芽後の種子の殻が酸化して硬化したものが忍者のマキビシになるといいます。 また、「古文書に基づいて使用法などを研究するうえでも実物を用意することは重要ですので、マキビシの製法を再現したり、沼に採取しに行ったりしています」とも話します。 この投稿は、印旛沼で駆除の対象となっているオニビシを採集する企画でのひとコマだったようで、続く投稿には採集の様子や料理に活用する様子などが続々と紹介されています。 名前を耳にしたことがあっても、その正体については広く知られていない「マキビシ」。 投稿には、「どんぐりみたいな、木の実だと思ってました。水草だったんですね」「見てるだけで痛そうな形状ですねぇ…」「こんな危ないデザインが自然に形作られるモノなんですね~」などの声が寄せられています。 こうした反響について、習志野青龍窟 忍道家さんは「忍者の使ったマキビシがどのようなものであるのか、少し掘り下げるだけでもこれだけ面白いので、ほかにもたくさん知られざることがあります。これからも忍者の文化に注目してもらえたら嬉しいです」と話しました。