「人生の半分以上」を過ごした札幌から離れるMF菅大輝「試合中にも泣いちゃっていて」
[12.8 J1第38節 札幌 1-0 柏 プレド] 最終節を翌日に控えた7日、北海道コンサドーレ札幌は契約満了の選手を発表。その中には、柏レイソル戦でも先発したMF菅大輝とMF駒井善成の名前があった。ともにレギュラーとしてプレーし、駒井は札幌の全選手の中で最多となる3181分に出場。菅は小学校4年生から札幌一筋でプレーしてきたバンディエラだ。 【写真】ミスマガジン16歳グラドルの鹿島ユニ姿や水着ショット 下部組織時代で9シーズン、プロ入り後は9シーズン、「人生の半分以上をコンサドーレにいる」ことになる。菅にとってはこの日がJ1通算250試合目であり、札幌のユニフォームを着る最後の試合。2024シーズンの最終節であり、ペトロヴィッチ監督のラストマッチと、特別な一戦だった。 「サポーターのみなさんになんとしても勝利を見せて終わろうっていう一体感はあったので、本当にそれを実現できて良かったです」と安堵した。 「1個心残りがあるとすれば」と菅が柏戦で振り返るのは後半13分のシーンだ。右サイドのMF近藤友喜がPA内に走り込んだ駒井にパスを通す。駒井はゴールライン際からマイナスに折り返すと、MF浅野雄也がスルーして、最後は中央の菅が左足で合わせる。崩して決定機まで持ち込んだが、DF関根大輝のブロックにあってしまった。「最後に善成くんの折り返しからのやつは決めたかった」と悔やんだ。 契約満了が告げられたのは「一昨日(6日)」のことだという。そう簡単に整理できるはずがない。「他に行かずに本当にここ一筋でずっとやっていたので、やっぱりこみ上げてくるものはかなりありました」という菅は「気づかれてないかもしんないですけど、試合中にも泣いちゃっていたので」と明かした。 「ここまで試合に使ってもらって、実力不足もそうですし、結果不足っていうところもあっての契約満了っていう形だと思うので。他に行って見返すではないですけど、その気持ちを持って他のチームでやっていけたらなとは思います」 26歳のMFは、新天地での活躍を誓った。