日本一高いビル「麻布台ヒルズ」開業へ コンセプトは“自然と健康”
日テレNEWS NNN
東京タワーから歩いて5分。東京・港区に、日本一高い超高層ビルをシンボルとする「麻布台ヒルズ」がいよいよオープンします。 ◇◇◇ 24日にオープンする複合施設「麻布台ヒルズ」は高さ330メートル。大阪にある高さ300メートルの「あべのハルカス」や、296メートルの横浜ランドマークタワーを超える日本一の高いビルとなります。 高層階からは東京タワーや国会議事堂も望め、上からのぞくと、敷地内にはたくさんの樹木があります。さらに、みかんなどの果樹園もあり、段々畑など敷地の約4割が「緑地」になっているといいます。これには“あるコンセプト”があります。 森ビル タウンマネジメント事業部 中裕樹さん 「Green&Wellnessということで、人と人とがつながる広場のような街を目指しています」 コンセプトは「グリーンアンドウェルネス=自然と健康」です。 健康については、バリ島発の食材がすべて植物性のレストラン「ALCHEMY」がオープン。初めて日本に出店します。本来、卵や乳製品を使うオムレツも豆でできていて、記者が食べてみると“卵そっくりな味がする”ということです。他にも、小麦粉などを使わない「グルテンフリー」にも対応しているといいます。 他にも、季節ごとの野菜と果物を使ったアサイーボウルや、無添加フレッシュジュースがウリの「TOKYO JUICE」や、世界各国、80種類以上の品ぞろえを誇るはちみつ専門店などが出店します。 さらに、歩いた場所がオレンジ色から水色へ変わる光のデジタルアートも。来年2月にオープン予定のチームラボによるミュージアム「森ビルデジタルアートミュージアム」です。こうした施設を作ることで、「東京の文化発信の中核」となるような場所も目指しているということです。 日本一の高さを誇る「麻布台ヒルズ」ですが、2028年には高さ385メートルの「トーチタワー」が完成予定。残念ながら、5年後には「高さ日本一」の座を明け渡すことになります。