◆明治安田Ｊ２リーグ　▽第３５節　仙台―横浜ＦＣ（１９日・ユアテックスタジアム仙台） 　Ｊ２で首位の横浜ＦＣが、アウェーで６位の仙台に０―３で敗れ、Ｊ１昇格は持ち越しとなった。 　５月１２日の熊本戦（１△１）から続くクラブ無敗記録を２０に更新している横浜ＦＣは、勝利すれば２年ぶりのＪ１昇格が決まる一戦。前節の鹿児島戦（１〇０）と同じ先発メンバーで試合に臨んだが、前半６分に自陣でボールを奪われると、右からのクロスのこぼれ球を仙台のＭＦ相良に左足で豪快なシュートを決められて先制を許した。 　その後はＦＷジョアンパウロのシュートやＤＦ福森のコーナーキックからチャンスを迎えるもゴールは奪えず。すると同３３分にセットプレーの流れから仙台ＦＷエロンに押し込まれて、７月１４日の水戸戦（２△２）以来の複数失点を喫し、２点のビハインドを追いかける展開で前半を終えた。 　横浜ＦＣは流れを変えようと、後半開始からカブリエウ→中村、小川→伊藤の２枚交代。勢いを持って後半に入ると、後半４分に左ＦＫを直接狙った福森のシュートがクロスバーに直撃。同９分には井上のクロスを高橋が頭で狙い、同１２分にジョアンパウロが左足シュート。さらに同２０分には福森、ユーリララ、ジョアンパウロが立て続けにシュートを放つも、仙台の守備陣にブロックされるなど、ゴールが遠い展開が続く。その後もチャンスを何度も作るがゴールは奪えずにいると、同４１分に仙台の工藤に３点目を決められ、リーグ最少失点だった守備陣が今季リーグ最多失点で５月６日の千葉戦（０●１）以来の黒星を喫した。 　なおこの日のＪ１昇格は持ち越しとなったが、３位長崎が２０日の秋田戦で引き分け以下の場合、２年ぶりのＪ１昇格が決まる。