“アリエル”になった男性会社員のその後は? 会社にもメイク&可愛いファッションで出社「男性のまま可愛くなるということに、偏見がなくなれば」
昨年、ディズニー・ハロウィーンでアリエルの仮装をしている1枚の写真が話題になった。仮装をしていたのは、365日“可愛いメイクとファッション”で生活している、24歳の会社員男性の七海にこさんだ。にこさんは、「一歩踏み出せない人たちを勇気づけたい」という思いで、なりたい姿での自身の写真を日々投稿している。今では、ミニスカートだって履けちゃうにこさん。でも、女性になりたいわけではない。「ただ可愛くなりたいだけの平凡な男子」だからこそ、発信できる“自分らしい生き方”とは。 【ビフォーアフター】メイクと服装だけでここまで…! “平凡な男子”の七海にこさんの現在の姿
■アリエル仮装がバズった24歳男性、会社にはメイク&可愛いファッションで出社
七海にこさんが注目を集めたのは、『リトル・マーメイド』の主人公・人魚のアリエルに仮装した写真を投稿したSNS。それは、幼少期からアリエルに憧れていたにこさんにとって、まさに夢が叶った瞬間の一枚だった。『かわい過ぎる』『キレイなアリエルだと思ったら男性の方だったんですね!』など感嘆のコメントも多数投稿された。しかし、今までの道のりは決して楽ではなかった。『男の子だって可愛くなりたい!』その思いを実現させたにこさんに、24年間の“苦闘の歴史“を聞いた。 ――アリエルの写真はニュースにも取り上げられ、話題になりました。周りのご友人やご家族の反応はいかがでしたか。 「『キラキラしてるね』『友だち、家族に自慢しちゃった!』と言ってくれる友人もいて本当に嬉しい反応ばかりでした。『アリエル仮装のニュースって何?』と思われる人も多いと思いますが、“良いニュース”として扱ってもらえたのは、とても嬉しかったです」 ――とても美しいですが、ふだんは会社員をされているとのこと。出社するときも女装とメイク姿なのですか? 「クローゼットには今、メンズの服が男装用に買った2着しかありませんからね(笑)。僕の勤めている会社は理解があって、個人の志向に配慮し尊重してくださるので、普通にメイクして可愛いファッションで出社しています。トイレも多目的トイレがあるので、そちらを使わせていただいています」