工業高校生のモノづくり「ミラコン」砺波工業と高岡工芸のチームを紹介
KNB北日本放送
北日本放送と県工業教育振興会が主催して工業高校生たちのものづくりを応援するミラコン2025。13回目となる今回は、6校の6チームが参加します。来年1月の本戦を前にエブリィではそれぞれのチームの奮闘ぶりを紹介しています。きょうは、砺波工業高校と高岡工芸高校、そしてトロフィーの制作です。
■砺波工業「暮らしへ役立つものを作ろう!」
「暮らしへ役立つものを作ろう!おー!」 砺波工業高校・機械科2年生のチーム、「mechanical(メカニカル)」です。 目指しているのは、ベンチやリクライニングチェア、さらにベッドとしても使える、座る、くつろぐ、寝る、ができる家具の製作です。 「今年の能登半島地震とかで避難所であったらいいなというものを作りたいと思って作りました」 生徒たちは、夏休み返上で試作品を作っていました。 リクライニング部分の背もたれが人の重さに耐えられるかなど動きを確かめます。 「俺が乗ったら下がってくよ、ほんとにいいんね。パキっといっても知らんぞマジで」「たわみですね」「たわみですねこれは」「軟弱ってことで」 たわみが発生し、背もたれが不安定に。 「ネジが加重に耐えれなくて、たわんでいる状況です」 背もたれの完成形は。 「モーター付けて操作して、自動で上げ下げできるようにします」 2か月後。生徒たちは試作品を完成させていました。 苦労していた「たわみ」は。 「ネジも太くしてだいぶ丈夫にして、それでたわみも少なくなりました」 低い背もたれを組み立てて… 「脚を出すとベンチになります。人が座るときに快適な角度を自分たちで調べて、身体で調べて作りました」 試作品が完成し、いよいよ、実際の作品作りに取り掛かっている生徒たち。 旋盤を使ってアルミ合金を削り出します。 「ベンチの上下機構に使うために必要なピンをつくっています」「こんな感じで完成です」 便利な家具を目指し、試行錯誤を繰り返しています。 「細かいミスがあってやり直しの部分があるんで、そこの精度を高くしようと思います」