【明治神宮大会】青学大・西川史礁が骨折から回復 代打出場に「1打席にベストパフォーマンス」
ロッテ1位の青学大・西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)は、代打の1打席に大学野球のすべてをかける。明治神宮大会(20日開幕、神宮)の開会式が19日、都内で行われた。史上5校目の大学4冠を目指す西川は「4冠は絶対条件。一打にベストパフォーマンスを出す」と宣言した。 9月25日の日大戦で右手人さし指に死球を受け戦線離脱。検査の結果骨折と判明し、10月4日に手術を受けていたことを明かした。順調に回復し、13日に全体練習に参加。「痛みはもうない。バットも振れていて良い状態です」。16日の実戦練習では左越え本塁打を放ち、17日、桜美林大とのオープン戦では指名打者として実戦復帰。3打数2安打と絶好調だ。 2月、キャンプインでの完全復帰を目指し、表情は明るい。今大会は打撃のみの出場で、DH制が採用されていないため代打での出場となる。「1打席にベストパフォーマンスを出せるよう準備したい」。残り少ない大学野球に全力を尽くす。 主砲が戻り、チームは4冠への準備が整った。広島1位の佐々木泰内野手(4年=県岐阜商)は「青学大として神宮大会優勝はまだない。自分たちの代で壁を超えたい」。新たな歴史を全員でつかみ取る。【保坂淑子】