日本代表の戦い方は1点を確実に取る野球。それにプラスして本塁打を警戒【立浪和義の超野球論】
見事だった甲斐のスクイズ
第1戦で好走塁を見せた源田[写真=WBSC]
東京オリンピックの野球競技が始まり、締め切り時点で日本代表は2試合が行われています。いずれも勝利を飾りグループAの1位通過を決めていますが、見ていて、あらためて国際大会の難しさを感じています。 まず7月28日のドミニカ共和国戦ですが、序盤から重い雰囲気の中、0対0で進みました。山本由伸選手(オリックス)の好投、さらに国際大会ならではですが、審判のストライクゾーンの傾向や互いの力の探り合い、飛ばないボールもあってだと思います。終盤にゲームが動き、日本は1対3とリードされ、9回裏の攻撃となりました。完全に負けムードです。 しかし一死一塁から近藤健介選手(日本ハム)、村上宗隆選手(ヤクルト)の連続ヒットで1点差にし、さらに・・・
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週刊ベースボール