重度障害者の木村英子氏、れいわ新選組から参院選出馬(全文1)政治に参加して戦っていこう
誰もが生きやすい社会になると信じて戦っていきたい
立候補させていただいた理由は、障害者運動をしていく中で山本太郎さんと出会い、太郎さんから障害を持った当事者の現状を直接国会に訴えていってほしい、一緒に戦っていきましょうと声を掛けていただいたからです。私のような重度障害者が国会に声を届けるチャンスを太郎さんからいただいて、今回、立候補させてもらうことを決意しました。厳しい現状を強いられている仲間たちの苦悩と叫びを私が障害当事者として政治に参加し、少しでも変えていくことができたらと思っています。 障害者は障害を持った時点から、教育の場面でも働くところからも、住む場所も遊ぶ場所も、どこでも分けられてしまいます。そのことで町の中のバリアや人の心のバリアも広がっていきます。分けられれば分けられるほど、差別はひどくなっていくばかりです。それは私にとっても、とても生きにくい社会です。そして誰にとっても生きにくい社会のはずです。小さいときから共に育ち、学び、遊び、支え合って生きる社会は差別のない、誰もが生きやすい社会になると信じて戦っていきたいと思っています。以上です。 山本:ありがとうございます。木村英子さんからの、ご自身のお言葉でした。マスコミの方から何かございますか、媒体名とお名前を教えていただければと思うんですけれども。質問浮かびませんか。すみません、じゃあどうぞ。ありがとうございます。
政治に関わる活動はこれまでの運動とどう違うのか
記者1:フリーライターの【オカダ 00:12:22】と申します、よろしくお願いします。木村さんにまずお伺いしたいんですけれども、これまで障害者の方々の社会運動であるとか、政治への働きかけっていうのはまったくなかったわけではないとは思うんですけれども、木村さんご自身が今回、選挙を通じて、あるいは当選されたあとに政治に関わっていく活動というのは、これまで障害者の方々が積み重ねてこられた活動であるとか運動とはどういった点が違うというふうに、ご自分では感じていらっしゃいますでしょうか。 木村:私の現状を訴えるという意味ではそんなに変わらないと思います。ただ、場所が市町村とかの行政に対してだけではなく、国会のたくさんの議員さんの前で私の存在と、私の状況を知ってもらうということで、国会の中のバリアとかがなくなっていったらいいなというふうに思っています。 山本:ほか、ございますか。ではそちらの方。そのまま手を上げといてください。マイクをフォローさせていただきますので。