バルセロナ構想外のFWロッキにベティスが接近…ホアキン氏が獲得を後押しもクラブ間の落とし所を見つけられるか
ベティスは、バルセロナに所属するFWヴィトール・ロッキの獲得に動いているようだ。19日、スペイン紙『マルカ』が報じている。 マヌエル・ペジェグリーニ体制5年目となる新シーズンを前に、長年センターフォワードを張ってきたFWボルハ・イグレシアスとFWウィリアン・ジョゼの両選手がともに退団した一方で、ここまでは後釜となる“9番”の獲得に至っていないベティス。数日前には、ドルトムントに所属するFWユスフ・ムココの移籍交渉に臨んでいることが取り沙汰されていた中、15日の開幕節ジローナ戦では、右サイドを主戦場とするアイトール・ルイバルがファルソ・ヌエべとして、同ポシジョンでスタメン出場していた。 そんなベティスは、バルセロナに所属するFWヴィトール・ロッキの獲得に動いているようだ。『マルカ』によると、ラモン・アラルコンCEOが率いるベティス代表団が、カタルーニャで構想外の扱いを受ける同選手の移籍交渉のために、バルセロナを訪れたとのこと。すでに、ロッキ本人や家族、代理人に接触し、スポーツ面でのプロジェクトを説明した模様。また、代表団のひとりとしてホアキン・サンチェス氏が同行しており、選手側から前向きな返答をもらえた“カギ”となったことを明らかにした。 ただ『マルカ』は、クラブ間で金銭的な問題が生じていると指摘。ロッキ獲得に固定の移籍金として3000万ユーロ(約47億円)を費やした他、ボーナスも支払っているバルセロナ側は、スポルティングから届いたオファー(移籍金+ボーナス)を吟味。財政状況的に難しい立場に置かれているベティスは、シーズン終了後の50パーセントの保有権買取が義務付けられたレンタル移籍など、相手側を説得する解決策を提示する必要があるようだ。 なおベティスの最優先は、ムココではなくロッキの方針で、今後数時間で落とし所を見つけられるかが獲得の成否を分けると、同紙は併せて伝えている。
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