日本代表選手が特別講師 豊島区の中学生がバレーボール、水泳、ブレイキンで「マルチスポーツ」を体験
豊島区の中学生が日本代表のトップアスリートたちと触れ合いながら複数のスポーツを同時に楽しむイベントが26日、南⻑崎スポーツセンター(豊島区)にて行われ、バレーボール日本代表の甲斐優斗選手、競泳日本代表の本多灯選手、ブレイキンのYUINA選手が子どもたちに熱烈指導を行った。 【写真】競泳・本多選手も中学生と一緒にブレイキンに挑戦 豊島区内の中学生35名を対象に実施された、バレーボール、水泳、ブレイキン 3種目を同時に学べるマルチスポーツイベント。 冒頭、イベント主催の株式会社デサント経営企画室室長・北澤さんは「海外では一般の人からトップアスリートまで、複数の種類のスポーツを楽しむ人が多く、いろいろなスポーツをしている人はケガをしにくいという報告もあります。皆さんも今日は、自分はこんな動きもできるんだといった気づきを得てもらえたら」と挨拶。 第一部では、バレーボールと水泳、ブレイキンを体験。バレーボールでは、甲斐選手からのアタックを「普通」「強めで」と自分で依頼しながらレシーブ。男子の中には「本気」アタックに挑戦する子も。「本気」でも8割の力という甲斐選手の100%を体感すべく、壁際に並んで正面から本気のアタックを壁に当てて打ってもらうと、オリンピック日本代表選手のパワーとスピードに子どもたちも圧倒された表情。 さらに中学生たちは水泳、ブレイキンと、トップアスリートからの分かりやすいレクチャーとアドバイスを受けながら半日で3種類のスポーツを体験。初めて経験する競技や苦手という競技も楽しく実践できた様子。 この日は、高際みゆき豊島区長も駆けつけ、選手たちに感謝。泳ぎが不得意な子にはどう教えていくのか区長から尋ねられた本多選手は「いかにタイムを伸ばすかには正解がないと思っているんですが、こうしたら沈んでしまうよね、こうしたら早く泳げないよねということは理論的に伝えることができます。こういった機会はなかなか持てないのでとても楽しいです」と笑顔。高際区長も「豊島区では、スポーツの才能を伸ばしたい子を応援すると同時に、幅広く皆さんにいろいろなスポーツを楽しんでいただきたいと思っています。今後もこのような機会に参加していただけたら」と期待を寄せた。