【広島】新井監督「私の力不足と痛感」 9月に大失速で6年ぶりV逃すも選手たたえる 来季に向け「覚悟と信念を持ってやっていく」
◇プロ野球セ・リーグ 広島3-1ヤクルト(マツダスタジアム) レギュラーシーズン最終戦に勝利した広島。試合後にセレモニーが行われ、新井貴浩監督がファンに向けて挨拶しました。 【画像】現役ラスト登板を終え、花束を受け取る野村祐輔投手 新井監督は始めに「今シーズンもたくさんのファンの皆様に球場に足を運んでいただき、たくさんの声援を選手にいただき、ありがとうございました」とファンの方々へ感謝の思いを述べました。 そして続けて「昨年同様、私たちのチームに対する周りの評価は低い中でのスタートとなりました。その悔しさを選手が持ち、見返してやるぞという反骨心を持ち、選手は本当によく頑張ってくれたと思います」と選手のレギュラーシーズンの戦いぶりをたたえました。 しかし、広島は9月は月間5勝20敗とまさかの大失速。6年ぶりのリーグ優勝だけでなく、クライマックスシリーズ進出も逃す形となりました。 新井監督も責任を感じ「ラストスパートの9月、このような形になってしまったのは、ひとえに監督である私の力不足と痛感しています」とコメント。 それでも「選手は最後の最後まで頑張ってくれました。決して何も残らなかった、何も残すことができなかったシーズンだとは、私は思っていません」と続け、チームとしての確かな成長を実感したことを明かしました。 広島はこの試合で今シーズンが終了となりましたが「もうすでに来季に向かう戦いは始まっています。明後日から教育リーグが宮崎で始まります。秋季練習、秋季キャンプもあります。厳しい練習になると思います」と来季に目を向けます。 最後に「来シーズンはさまざまなことが変化する年になると思います。変わるということはそれととともに痛みも生じてくると思います。今年よりも来シーズンはさらに険しく厳しい道のりになると思います。覚悟と信念を持って、強いチーム、そして強い選手を育てていきたいと思います」と来季のさらなる飛躍に向けて力強く意気込みました。