小池都知事が定例会見6月22日(全文1)「都庁思い出ピアノ」をスタート
東京都の小池百合子知事が22日午後2時から都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】東京都・小池百合子知事が都庁で定例会見(2018年6月22日)」に対応しております。
地震に対する都内の緊急対応について
小池:それではお願いいたします。 朝日新聞:それでは知事の定例会見を始めさせていただきたいと思います。冒頭、知事からよろしくお願いします。 小池:まず、4点私のほうからご報告をさせていただきます。まず今週18日の月曜日に大阪府北部で最大震度6弱の地震が発生いたしました。あらためまして犠牲になられた方々に対しまして哀悼の意を表するとともに、被災されました皆さまに心からのお見舞いを申し上げたく存じます。日々、被害状況が細かい部分も含めて明らかになっておりますけれども、応急の復旧段階に入っているというのが現状だと認識しております。被災地域から要請があった場合は都といたしまして速やかな、そして必要な支援、応援してまいりたいと存じます。 そしてまた都内におきましては緊急の対応でございますが、学校におけますブロック塀などの状況、それから通学路の安全確保について都から区市町村、それから各学校に対しまして安全点検の実施とともに、点検結果の報告を求めたところでございます。今後、調査結果を取りまとめるとともに、国と連携しながら対応を検討していくことといたしております。 それから民間のブロック塀、これはもう都内あちこちにあるわけでありますけれども、この件につきましては安全対策などの普及啓発を行っているところでございます。今回の事故を受けまして、まずは所有者による自己点検の方法、それからブロック塀をどういうふうにして改善して活用できるのか、またその助成制度について耐震ポータルサイトにおいて新たに情報提供をいたします。そして例えばこういうのがございまして、このような冊子、『きっと来る その日に備えて 耐震化』というこのような冊子が以前からございます。そして一番最後のところに建物と一緒にブロック塀の点検、対策も行いましょうということで、ブロック塀の劣化するメカニズムとそのメンテナンス法、それから転倒防止対策などなど、こういった冊子もこれまでも出しているところでありまして、今回またここの部分なども特出しをして皆さんにどのようにして安全を確保できるかということについてお知らせをしてまいりたいと思います。 で、それから今回の地震でありますけれども、まず大都市の直下で起こったということが1つ大きなポイントであります。その点、都におきましての災害対策を進める上で大きな教訓が得られるものと考えております。引き続き大阪府などにおけます被害の状況、それから対応の仕方などの情報収集に努めてまいります。その結果を検証いたしまして都の施策に生かしていく考えであります。それから都民の皆さんも災害は忘れたころにやってくるといいますが、最近は忘れる前にさまざまな災害が次から次へと襲い掛かるというような状況、常に防災意識を持っていざというときに適切な行動が取れるように日頃から備えをしておいていただきたいと存じます。 今回もお1人住まいの方でタンスか何かの家具の転倒で亡くなられていた方があとで発見されるというような事案があったかと思いますが、例のつっかえ棒、これなどもあらためてその効果を認識し直して、今のうちに対応できる方はやっておいていただきたいと思います。またそのうち忘れるかなと思ったころに何がやってくるか分からないわけでございますので、今日できることは今日やっておかれたほうがいいかと思います。 で、それからそのさまざまな防災についてはご承知のように災害発生時に取るべき行動、いかなるものがあるかなどなど、例の黄色い表紙の『東京防災』、それからピンクの表紙の『東京くらし防災』、それからスマートフォンでもさまざまなこれらのノウハウについて、東京都防災アプリというところをご覧いただければ参考になるかと思いますので、ぜひ参考にしてふむふむとそれで納得するだけでなく、行動に移していただいてご対応のほうをよろしくお願いをしたいと存じます。