小池都知事が定例会見6月22日(全文1)「都庁思い出ピアノ」をスタート
都庁思い出ピアノをスタート
それから、ちょっと変わったお知らせでございます。都庁思い出ピアノというのをスタートしたいと思っております。これは都民の皆さまから募集したピアノを都庁舎内に置いて、誰でも自由に弾いてもらおうという、そういうものでございます。で、この都庁思い出ピアノと銘打ったプロジェクトでございますが、ラグビーワールドカップ2019や、東京2020大会などを控えまして、都庁舎を訪れる国内外からの方々っていうのは本当に増えております。で、こういったたくさんの国内外からのお客さまが来られる都庁舎にピアノの音楽が流れると、それもそこにたまたまいらした方でちょっとピアノがお上手な方は自分で弾いてみようかなと思われる方は弾いていっていただければいいというものでございます。そしてお客さま同士が音楽を通じた交流を促進していただければと、このように思います。そしてピアノを演奏する方、その演奏を聞く方、それぞれの思い出づくりに役立てるということを目的としたいと思います。また演奏会の実施などでの活用についても、今後検討をしていきたいと思います。 で、そこで設置する場所でございますけれども、都庁の第一本庁舎、1階南に全国観光PRコーナーがございますけれども、その前のスペースを活用していきたいと思っております。そこで冒頭申し上げましたように設置するピアノでございますけれども、これも思い出の詰まったピアノにしたいと思っておりまして、都民の皆さんからのご寄贈をいただきたいというものでございます。グランドピアノでお願いをしたいと思います。 昔から使っているアップライトのピアノ、グランドピアノ、それぞれご家庭、今も弾かれていたり物置になっていたり、いろいろだとは思いますけれども、ご家庭でかつて熱心に弾かれていたピアノ、今では弾かれなくなったものもあるかと思いますけど、そういうピアノを生かして、多くの人々に楽しんでいただきたいと、そうなればとても素晴らしいことではないかと思います。いわば都民による都民のためのピアノを通じた思い出づくりということでございまして、募集につきましては今日から東京都のホームページ上でスタートいたしますので、ご覧いただけばと思います。で、都民の方が所有されているグランドピアノをご提供いただきたいと思います。 今後の予定でありますけれども、締め切りは7月31日の火曜日といたします。ただし、応募10件に達した時点で終了させていただきますので、お早めに手を挙げていただければと思います。10件全部を引き取るというのではございませんで、その中から調律や今後の使用するにふさわしいものかどうかっていうのを見させていただくために10件という小さな数字に限らせていただくと。個別に訪問させていただいてピアノの状態の確認、それからどんな思い出がありますかといったような聞き取りなどをさせていただくことといたします。9月上旬にはどのピアノにさせていただくか、寄贈いただく方を決定してまいりたいと思います。その後、手続き、それからピアノの調整などを行いました上で、来年の2月ごろに設置をすることといたします。なおピアノも古いのから新しいのから、いろいろだとは思いますけれども、そのピアノに若干装飾を施すことも今後検討してまいりたいと、このように思います。趣旨にご賛同いただける都民の皆さま方からの寄贈のお申し出について、お待ちをしているところでございます。 ちなみに都庁舎には、展望室には昨年度だけで来室者が延べ210万人に上る、大変人気のユニークベニューとなっております。そしてそこに自由に弾いていただくピアノを置くことによって、今シチリアの空港に置いてあるピアノを、もうむちゃくちゃ上手な方が弾いていたり、子供さんがぽろぽろと弾いたりとかいうテレビもございます。それから今年の3月には国立市、音楽学校があります。国立市でストリートピアノということで実施もされていまして、Play Me, I'm Yoursというそういう世界的なキャンペーンがございますので、その東京版ということでお考えいただければと、このように思います。せっかくの思い出のピアノ、都庁で生かさせていただきたい。音楽で、みんなでつながっていきたいという、そういう趣旨でございます。 【連載】小池都知事が定例会見2018年6月22日 全文2へ続く