旅行シーズン突入だけど「トコジラミ」を連れ帰ったら終わり…対策と予防をしっかり覚えておこう
トコジラミに刺されると、どうなる!?
トコジラミに刺されてしまったら、いったいどうなるのでしょうか? 蚊のようにかゆくなったり、ブユのようにしつこくかゆみが残ったりしてしまうのですか? 「トコジラミは細い管状の口を持っており、それを人の皮膚に突き刺して吸血します。吸血するときに、血液が固まらないよう唾液を注入しますが、その唾液にアレルギー物質が含まれているため、刺されると激しいかゆみや腫れ、発赤を生じ、ひどい痒みを伴います。トコジラミは手足や首などの肌が露出している部分を刺します。 かゆみや腫れなどが出るまでの時間は個人差があり、刺されてから数日後に症状が出ることや、刺される数が多くなりすぎるとかゆみを感じなくなることがあります。また、吸血したトコジラミのフンには血が混ざっており、部屋の汚れの原因にもなります」
旅先で「トコジラミ」をチェックするには?
トコジラミを連れて帰ることの危険性はわかりました。でも、どうすればトコジラミをチェックすることができるのでしょうか? 「トコジラミはベッド・床・壁などの隙間、ダンボールなどに隠れており、好きな場所は、 ・“暗くて血を吸いに行きやすい場所” ・“亀裂などの狭くて暗い場所” ・“布が重なった部分、継ぎ目” ・“暖かい場所” です。 旅行先や出張先でホテルに到着したら隙間などをチェックし、痕跡(吸血した大部分をフンとして出すので、血が混ざった赤いフンの汚れ跡が潜伏場所付近に付着)がないか確認してください。 また、アース製薬の『サラテクト』はトコジラミを忌避する効果がありますので、肌が露出している部分にスプレーし、塗りムラがないよう塗り広げてください。機内持ち込みも可能で外出の際の持ち運びに便利な60mLサイズもあります」 ホテルに着いたらベッドの上にバタンキューとなってしまいがちですが、それは危険ということですね。落ち着いてトコジラミの有無をチェックしましょう。 万が一見つけてしまったときは、一晩中灯りをつけたままにすることで夜行性のトコジラミの動きを抑えて刺される可能性を減らせます。