旅行シーズン突入だけど「トコジラミ」を連れ帰ったら終わり…対策と予防をしっかり覚えておこう
万が一、家に連れて帰ってしまったら…?
注意しても、気づかなかったり防ぎきれない時もあります。万が一トコジラミを家のなかに入れてしまった際は、どう対処すればいいのでしょうか? 「インバウンドで人の往来が増えている他、海外の荷物に紛れ込んだり、様々なルートで日本に持ち込まれる可能性があります。繁殖力が高いため、家に持ち帰ってしまうと駆除が大変です。自宅では外から持ち込まないように帰ってきたら鞄や衣類に付着していないか確認しましょう。 最近では、従来の殺虫剤(ピレスロイド系薬剤)の駆除剤に耐性を持つ、“スーパートコジラミ”の存在が報告されており、駆除がより難しくなっています。“スーパートコジラミ”まで駆除できる、有効成分『テネベナール(一般名:ブロフラニリド)』の記載のある商品の使用をおすすめします。 一般消費者向けでは、『ゼロノナイトGゴキブリ・トコジラミ用 6~8畳用』(第2類医薬品)が“スーパートコジラミ”に有効な商品です。部屋のすみずみまでしっかりと薬剤が広がり、駆除することはもちろん、発生予防にもつながります」 なお、刺されてしまってかゆみが生じている場合は、かきむしらないことが必須。抗ヒスタミン薬が効くようですが、治らない場合はすみやかに皮膚科に行って処置してもらいましょう。 トコジラミはツルっとした場所を好まないので、持参するスーツケースは金属やポリカーボネートのようなツルツルした素材だと家に持ち帰る率が低くなるでしょう。また荷物の開け閉めをベッドやじゅうたんの上で行うのではなく、浴室などのツルツルした場所で行うのも防御策になります。
旅行前に「トコジラミ」対策を覚えておこう
アース製薬ではX(旧Twitter)やホームページで「トコジラミ」対策について、情報を発信しています。 <トコジラミ対策まとめ> ・肌が露出する部分には虫よけスプレーをして、塗りムラがないように塗る ・ツルっとしたスーツケースを使用 ・部屋に入ったらベッドの周りに糞などの汚れがないか確認 ・荷物は浴室で開閉する ・見つけたら、灯りをつけたままで ・持ち帰ってしまったら、専用の駆除剤を使って駆除 ・かゆみが止まらないときは、皮膚科へ 楽しい行楽シーズンを前に、しっかりと「トコジラミ」対策をマスターしておきましょう! 参考:厚生省「トコジラミとその効果的な防除法」 アース製薬「特技はかくれんぼ?トコジラミの見つけ方と刺されないための4つの対策。」 【取材協力】 アース製薬
kufura編集部