天気悪いと調子も悪い……「気象病」とは? “10階以上の自宅や職場”も注意 発症率の高い地域と対策は【#みんなのギモン】
■「天気痛」発症率の高い地域は?
加納解説委員 「さらに、ウェザーニュースの去年の調査によると、天気痛の発症率の高い地域というのがあります。何が関係しているか分かりますか?」 斎藤キャスター 「標高が高いところとかですかね?」 森アナウンサー 「山があるところですか?」 加納解説委員 「台風の接近や上陸の頻度が高い場所です。台風の接近や上陸が多いと、大きな気圧低下にさらされる機会が多いため、発症率が高くなったと考えられるそうです」
■「5ヘクトパスカル」下がると不調が
加納解説委員 「さらに、地域だけではなく生活環境も関係がありそうです。久手堅院長によると、気象病では気圧が5ヘクトパスカル下がると不調が出始めますが、高層ビル10階で、地上と比べて約5ヘクトパスカル気圧が下がるそうです」 「そのため自宅や職場が10階以上という方は、出入りするだけで1日に何回も気圧の変化を受けますので、気象病になる可能性があるということなんですね」 森アナウンサー 「職場が高いビルの人やタワーマンションにお住まいの人は、1日何往復もして5ヘクトパスカルの変化を何度も受けているということなんですね」 加納解説委員 「気付かないうちに影響を受けて不調だという方もいらっしゃるかもしれませんね」
■耳、腸、習慣…自律神経を整える方法
加納解説委員 「久手堅院長によると、自律神経を整えるための方法があります。『耳マッサージ』は、耳を5秒くらい少し引っ張る、離すを繰り返したり、手で覆って温めたりするのが良いそうです」 「そして規則正しい生活を心がけ、特に午前中に日光を浴びることが大切です」 「また『腸活』ということで、ヨーグルトなどおなかに優しい食べ物をとると良いそうです。体の不調につながる指示を出している脳は、腸と密接に影響を及ぼし合う関係にあります。そのため、腸を整えることで不調が改善されるということです」 鈴江アナウンサー 「腸を整えることが自律神経を整えることにもつながるんですね」 加納解説委員 「そうなんです。その結果、症状が和らぐということですね。さらに、長時間同じ姿勢でいるのは良くないので、スマホやパソコンを使い過ぎないように気を付けてほしいといいます」 森アナウンサー 「分かっているんですけど、なかなか直らないんですよね…」