続く野菜の高騰…いつになったら値段落ち着く?青果市場を取材 家計に厳しい年末年始に
鹿児島読売テレビ
今年もあと8日です。年末年始の食材の買い物などに行く人も多いのではないでしょうか。ただ、買い物に行っても野菜が高くて手が出しづらいですよね。野菜の値段が落ち着くのはいつなのか、青果市場を取材してきました。 24日朝、鹿児島市の青果市場では、威勢のいい声が響いていました。色鮮やかな野菜もずらり。その一方で… (鹿児島青果 九万田耕生野菜部長) 「今年は高温と干ばつで産地も苦労していて出荷量が少ない状態」 続く、野菜の高騰。今年の猛暑や天候不良が生育や出荷量に大きな影響を与えているといいます。 (鹿児島青果 九万田耕生野菜部長) 「野菜全体の単価が150円から160円。今年の場合は250円前後の単価。キロ単価で言うと非常に高くなっている。特に高いのはキャベツ」 キャベツは、例年1箱で1000円前後といいますが、今年は2500円から3000円と、2倍から3倍ほどにまで高騰しています。 (鹿児島青果 九万田耕生野菜部長) 「(今年のキャベツは)軽い。猛暑の影響もあるけど軽くても今年は高く売れる」 大きさや重さにも影響が。 (鹿児島青果 九万田耕生野菜部長) 「良くはなってきたが、例年と比べるとボリュームにかける」 ハクサイやネギ、キュウリやトマトも1.5倍から2倍の値段に上がっています。さらに追い打ちをかけるのが… (鹿児島青果 九万田耕生野菜部長) 「農業の高齢化。高齢化になると面積がなかなかつくれない、この数年、入荷量が減っているのが現状」 年末は業務用の出荷も多く、野菜の値段を全体的に押し上げているといいます。続く野菜の高騰、いったいいつになったら落ちつくのでしょうか? (鹿児島青果 九万田耕生野菜部長) 「毎年の場合は成人式を過ぎると相場は落ち着いてくる」 1月中旬ごろから野菜の価格は徐々に落ち着いていく見込みだということですが、家計に厳しい年末年始になりそうです。