ベティスとドローのバルセロナ、退席となったフリック「私は誰にも何も言っていない。PK判定で自分自身に向けてリアクションしただけだ」
7日のラ・リーガ第15節、バルセロナは敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦を2-2のドローで終えた。ハンジ・フリック監督は試合後、自チームが良いプレーを見せていなかったと振り返っている。 バルセロナは39分にFWロベルト・レヴァンドフスキ、82分にFWフェラン・トーレスがゴールを決めたが、68分にPKからMFジオヴァニ・ロ・チェルソ、94分にFWアッサン・ディアオとリードする度にベティスの同点弾を許して、結局勝ち点1を分け合っている。試合後会見に出席したフリック監督は、次のような感想を述べた。 「私たちのプレーは立ち上がりから悪かった。後半途中に選手を交代していったのは、フレッシュな足が必要だったからだ。それに私たちは水曜に、チャンピオンズリーグの重要な試合(ボルシア・ドルトムント戦)を控えているんだよ」 バルセロナはラ・リーガここ5試合の内4試合で勝利を逃すなど、シーズン序盤の勢いを失いつつある。 「良い試合にすることができなかった。私たちはチームとして若く、もっと改善されなくてはいけない。とりわけアウェーで、もっと強くなる必要がある。私たちにはクオリティーがあるが、それを各試合で示さなくてはならない」 「もっと良いパフォーマンスを見せることだってできたはずだ。しかし今日はパス回しが遅く、ロングボールも多用してしまった。それは私たちの強みではない。自分たちの強みにフォーカスを当てたプレーをすべきなんだよ」 MFフレンキー・デ・ヨングがFWヴィトール・ロケのかかとを踏みつけてPKを献上したバルセロナだが、その場面ではフリック監督が退席処分を命じられている。だがドイツ人指揮官は、審判団に対して何も抗議をしていないことを強調した。 「私は誰にも何も言っていない。あれは自分自身に向けたリアクションだったんだ。あのとき、審判はPKかどうかを判定するまでずいぶんと時間を要していた。それだけの時間が必要なのであれば、疑わしいプレーだったということだろう」 「退席は誇らしいことだとは思わない。ただ、こういったことがは今まで一度も起こらなかった。おそらく、この国特有のものなのだろう。私たちは自分自身に対して怒りを感じていた。誰かに対してではないんだ」