〈納豆のにおいを抑える裏ワザ調理〉ちょい足しするだけ!納豆の風味が変わる「納豆アレンジレシピ」
身体に良い納豆。朝の納豆ごはんも美味しいですが、今回はちょっと趣向を変えたランチでも食べられる納豆の簡単アレンジメニューをご紹介します。 ◆写真で詳しいやり方を見る|納豆のにおいを抑える裏ワザ調理 ■納豆特有のにおいの元は? 納豆は、煮た大豆を納豆菌で発酵させて作る発酵食品ですが、その発酵過程で作り出される物質が独特なにおいを生み出しています。それらの多くはアルカリ性の成分でにおいの元と言われています。他にもアミノ酸が分解されて生成する弱酸性の成分もにおいの元になりますが、最近はこれらのにおいを作らない納豆菌も開発されて現在の納豆は昔ほど臭くない製品も多くなりました。 ■■アルカリ性のにおいの元は弱酸性で弱める アルカリ性のにおい物質は、酸性の食材を加えることで、中和されてにおいが揮発しにくくなります。これは、肉や魚の放つアルカリ性の生臭さを消すときにも柑橘類やポン酢を使うのと同じ理由です。納豆も、レモンなどの柑橘類の果汁を加えることでにおいを抑えることができます。 ■納豆のアレンジメニュー 〈納豆のレモンパスタ〉 納豆にレモン汁を加えることで、においと粘りを抑えさっぱりと爽やかな風味になりパスタの麺ともよく合い美味しくお召し上がりいただけます。 【材料】1人分 納豆 1パック パスタ乾麺 1人分 レモン 1/4個 オリーブオイル 大さじ1 パセリ 少々 黒胡椒 少々 【作り方】 1.レモンの果汁を絞り、残りを薄く小さくスライスしておく。 2.納豆をパックから出して、たれを混ぜる。納豆にレモン汁も合わせておく。 3.パセリをみじん切りにする。 4.パスタを茹でお湯を切り、あたたかいうちにボールでオリーブオイルを全体にからめておく。 5.パスタを皿に盛りつけ、上にレモン汁を加えた納豆、黒胡椒をトッピングしてパセリを散らして完成。 ライター/亘美玲(管理栄養士)
亘美玲