稲の生産技術研修会 生育は平年より1~3日早まる 「適切な時期の追肥」呼び掛け/青森・黒石市
青森朝日放送
青森県黒石市で稲の生産技術研修会がありました。生育は、平年より1日から3日早まっていて、県では適切な時期の追肥を呼び掛けています。 県や市町村、農協などの生産指導員およそ60人が参加した研修会では、県の担当者が生育状況について説明しました。 2024年は、天候に恵まれたことから生育は順調に推移していて、「まっしぐら」は3日程度、「はれわたり」は1日程度、「青天の霹靂」は2日程度早まっているとしました。 今後は気温が高くなると見込まれていて、穂の元が出来る時期=幼穂形成期は、県全体で「まっしぐら」と「青天の霹靂」は7月4日から10日、「はれわたり」は7月1日から17日という予測が出されました。 この幼穂形成期に、草丈や葉の色を見極め、適期追肥に努めてほしいと呼び掛けました。 また「青天の霹靂」に関しては、生産支援システムのウェブアプリ「青天ナビ」に、衛星の画像から追肥について診断する新機能が設けられたことから、生産指導に生かしてほしいとしました。 【青森県農産園芸課 舘山元春課長】 「生産者の皆様には、適正な水管理と適期追肥をお願いするとともに、県としましても良食味高品質なコメ作りに向けて、引き続ききめ細かな指導を行っていきます」