「定食屋には1人で行きたい」30代女子、大人を気取り涙を堪える理由【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミモレでは、ミドルエイジ女性読者から「人生の午後に詠む短歌」を募集中。女性たちの短歌を紹介していきます。
午後8時。女ひとりで向かうのは…
大人の女 気取るPM8:00 定食屋へは 一人で行きたい 作者/ 上木ひろこさん(30代) 解説: 一日頑張ったご褒美として、夕飯はお気に入りの定食屋へ。 ふと周りを見渡すと自分と同じように仕事帰りの人たちばかりで、大人になったなぁとしみじみ。 和食は疲れた心に沁みる味ばかりで泣いてしまいそうなので、一人で食べに行きたいな、と思うのです。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、恋愛の切ない気持ち、家族への揺るぎない愛……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。