決勝13位で終えた中上貴晶選手 ウエットでもリアのグリップに苦しむ【MotoGP第18戦タイGP】
中上選手はレース序盤、最後尾にまで後退しています。しかし5~6周を走ったところから感覚をつかみ、タイヤのフィーリングを理解し始めたところから少しずつ順位を上げていきました。 「レース中盤から後半は、(前を走る)ホンダ勢に近づいたし、見えてきていたので、これはチャンスかな、と思ったんです。ただ、攻め切れないフィーリングでした。最終的にポイント圏内で終われて良かったと思っています」 「乗っていても、リアが地面に押し付ける力が感じられないんです。それができれば、タイヤの温度も上がるだろうし、旋回にもつながると思うんですが……。レース後、HRCとも話をしています。数日間いろいろなアイデアを練って、セパンで試したいと思います」
次戦、第19戦マレーシアGPは、11月1日から3日にかけて、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行なわれます。
伊藤英里