余った「じゃがいも」は、スライサーを利用せよ!切り方を変えて作る食感違いの3品
管理栄養士ライターの川越光笑です。買い込んだ野菜が残ること、ありませんか? 特に1袋で購入したじゃがいもは1個、2個と半端に余りがちな食材です。葉野菜に比べれば日持ちはしますが、美味しいうちに消費したいもの。 【写真22枚】残った個数ごとにおすすめする「じゃがいも」3レシピの作り方を写真で見る!さまざまな食感で楽しんで 残った個数ごとに切り方と調理法を変え、さまざまな食感で楽しめるレシピを伝授。じゃがいものユニークな性質と栄養素についてもお伝えします。
じゃがいもは「低カロリー」で「低糖質」
じゃがいもは、主食として食べられている国があるほど豊富な栄養素を含む食材です。 一見カロリーが高いと思われがちですが、意外にも少なめ。米と比較しても、100g当たりの炊いた米(精白米・うるち米)は156キロカロリーですが、同量のじゃがいもを水煮にした場合は71キロカロリー。 つまり米の半分以下のカロリーなんです。食物繊維を適度に含むため、便通を促してくれる効果も期待でき、他のイモ類に比べて糖質も低めであることが知られています。 ※ただし食後血糖値の上昇を表すGI値は高めの食材なので、糖尿病の方などの摂取量は調整が必要。
じゃがいものビタミンCは、加熱に強い
じゃがいもは「大地のリンゴ」と呼ばれるほど、ビタミンCが豊富。ビタミンCは、風邪予防やストレス緩和、コラーゲンの生成などに必要な栄養素です。 じゃがいものビタミンCは、でんぷんによって保護されているため加熱に強いのが特徴。 通常、食材に含まれるビタミンCは熱に弱いとされていますが、じゃがいもの場合は減少率が低いのが魅力です。また、でんぷんを利用すれば食感を変えることが可能。たとえば、水にさらしてでんぷんを除けばシャキシャキに。そのまま加熱すれば、モチモチした食感に仕上げることができるんです。
切り方を変えるだけで、色々なレシピができる
いま、家にあるじゃがいもの数は何個でしょうか。 「1個しかないから料理に使えない……」とあきらめないで。スライサーで薄切りにするだけで一品できる方法をお教えします! 他に、2個の場合や3個の場合も。じゃがいものでんぷんを活用しながら、切り方を変えるだけで楽しめるじゃがいも活用術をご紹介。ご自宅のじゃがいも消費にお役立てくださいね。