75歳・柏木由紀子さんの「好き」がつまった自宅。床掃除は毎日の日課、趣味の麻雀コーナーも
趣味を楽しむ場所があることで毎日が充実
子育てと仕事に忙しかった頃はこれといった趣味もなく、人づき合いにも熱心ではありませんでした。見かねた娘たちに「ママ、趣味をつくった方がいいんじゃない?」と言われたことも。でも、家を建て替えてからは、自然と人を招く機会が増えてきました。
●麻雀やギターの弾き語りで日々を生き生きと過ごせるように
そんな中、新たに見つけた趣味が麻雀。学生時代の同級生に麻雀好きの方がいたのをきっかけに、わが家で麻雀大会を開くようになりました。意外に負けず嫌いな性格の私にとっては、夢中になれる趣味のひとつなんです。 ひとりの時間も、ギターの弾き語りを練習したり、香水のコレクションコーナーを整えたり。コロナ禍で外出できない時期も、趣味のおかげで充実した時間を過ごすことができました。
夫・坂本九の思い出コーナーも設置
家を建て替えるときに、絶対につくろうと決めていたのが、夫の思い出のものを飾るためのコーナーです。もちろん以前の家でもところどころに写真や記念品は飾っていましたが、専用のスペースはありませんでしたから。北海道にある「坂本九記念館」とは別に、自宅にも思い出の詰まったアイテムを集めたギャラリーのような空間をつくりたいとずっと考えていたんです。
●夫の功績を見るたび、うれしく、誇らしい気持ちに
ここに飾っているのは、おもに「上を向いて歩こう」にまつわるもの。1963年にアメリカの音楽チャート誌・ビルボードで1位を獲得したときの記事や受賞したゴールドディスクをはじめ、さまざまな音楽賞でいただいたトロフィーや楯、レコードジャケットを並べています。 お客様がいらしたときに真っ先にこのコーナーが見られるよう、リビングへ入ってすぐの場所へ配置しているのもこだわり。私自身も、この空間が目に入るたびにうれしく、誇らしい気持ちになれるんです。 『柏木由紀子ライフクローゼット』(扶桑社刊)はただいま発売中。
ESSEonline編集部