「無限」のホンダ「シビックタイプR」は「Group.A」と「B」の2タイプで登場。双方の仕様と装備を解説します
大阪オートメッセ2024に登場した無限のシビックタイプR
2024年2月10~12日にインテックス大阪で「大阪オートメッセ(OAM)2024」が開催されました。ホンダ/無限ブースの一角では、無限が「シビックタイプR」のカスタマイズモデル2台を展示して注目を集めていました。ともに市販化を目指しているというシビックタイプRの詳細をお伝えします。 【画像】アグレッシブなエアロがカッコいい! 無限流「シビックタイプR」2台を見比べる(36枚)
シビックタイプRのポテンシャルをさらに伸ばす
前輪駆動レイアウトながら圧倒的な動力性能を誇り、世界トップクラスの速さを誇るシビックタイプR。現在は11代目シビックをベースとしたモデルが2022年より販売されている。 そんなシビックタイプRは工場出荷状態でもサーキットアタックが可能なほどのポテンシャルを秘めたモデルであることは周知の事実であるが、ホンダ車のスペシャリストである無限ブランドを要するM-TECが大阪オートメッセに2台のシビックタイプRを持ち込んだ。 それが真紅のボディカラーをまとった「CIVIC TYPE R MUGEN Group.A」と、マットシルバーのラッピングがなされた「CIVIC TYPE R MUGEN Group.B」である。 どちらもシビックタイプRの持つポテンシャルをさらに伸ばした仕様となっているが、グループAは樹脂素材やステンレス素材を用いた比較的買いやすいものとなっている一方、グループBはカーボン素材やチタン素材といった、性能第一のマテリアルを使用した仕様となっているのが最も大きな違いとなっている。 グループAにはノーマルに比べるとアグレッシブなスタイルのエアロパーツが備わっており、すべてのアイテムを装着すればダウンフォースが純正比25%増となる本格的なものだが、装着については純正バンパーなどにかぶせて装着するタイプ。 リアには排気効率を追求したセンター1本出しのマフラーが備わり、リアディフューザーもそれに合わせた形状となっているほか、リアの印象を一変させてくれるLEDテールランプユニットも装着されていた。 さらに19インチの鍛造ホイール(純正は鋳造ホイール)や軽量なフルバケットシートをフロントに2脚装着することで軽量化を実現し、今回の車両では純正からマイナス18kgという数値をマークしている。