公務員の平均給与と退職金はいくら?民間企業と比較!
民間企業と公務員、どちらの方が収入が多い?平均給与と退職金を比較
民間企業の業種別給与も含めて、民間企業と公務員の収入を比較してみましょう。 〈国家公務員〉 ・平均給与:41万4801円 ・退職金:2112万2000円 〈地方公務員〉 ・平均給与:35万5807円 ・退職金:2174万7000円 〈民間企業〉 ・平均給与:38万1333円 ・退職金:1269万2000円 ※民間企業の平均給与については、年額を12で割って算出しています。また、退職金については、勤続年数40年での定年退職の数字を記載しています。 〈業種別平均給与〉 ・建設業:44万833円 ・製造業:44万4167円 ・卸売・小売業:32万円 ・宿泊業・飲食サービス業:22万3333円 ・金融業・保険業:54万6667円 ・不動産業・物品賃貸業:38万833円 ・運輸業・郵便業:39万7500円 ・電気・ガス・熱供給・水道業:62万2500円 ・情報通信業:52万6667円 ・学術研究・専門・技術サービス業、教育・学習支援業:45万3333円 ・医療・福祉:34万833円 ・複合サービス業:42万1667円 ・サービス業:31万4167円 ・農林水産・鉱業:28万833円 民間企業の平均給与は38万1333円で、地方公務員と国家公務員の中間あたりの金額となっています。一方、退職金の平均は1269万2000円と、公務員に比べて大幅に低くなっています。これは、企業によって退職金の出る企業と出ない企業があるためだと考えられるでしょう。 民間企業の平均給与を業種別に見てみると、電気・ガス・熱供給・水道業や金融業・保険業、情報通信業は公務員の平均額を大きく上回っています。しかし、農林水産・鉱業や宿泊業・飲食サービス業は平均給与が20万円台と、公務員よりも少ない状況です。 よって、民間と公務員の給与差は業種や勤続年数などで異なり「公務員は民間企業よりも多く給料をもらっている」とは一概にいい切れないのです。