メッツ千賀滉大の復帰時期は7月にずれ込む可能性も…右肩の張りでIL入り中「メカニクスに問題がある」指揮官明かす
メッツの千賀滉大が地元ニューヨークのメディア『SNY』によるインタビュー映像に応じ、その様子が同メディアのX上に投稿された。現在の状態に加え、マイナーでのリハビリ登板についても答えている。 【画像】“代名詞”となったイラストのグラブも!これが千賀滉大のシティコネクトユニフォームだ! 千賀は「自分の投球フォームに対して、今のままゲームに入っていってもなかなかいい状態になるという風には思えなかった。一旦ストップして、そこを丁寧に突き詰めていきながら、いい状態でゲームに入りたい」と話している。 千賀は昨季、12勝7敗、防御率2.98、202奪三振の成績を収め、ナ・リーグ新人王投票で2位となるなど、今季はさらなる飛躍が期待されていた。しかし、2月のスプリングトレーニングに参加した直後に腕の疲労を訴えると、キャンプの序盤で受けたMRI検査によって右肩の張りが判明した。 60日間の負傷者リスト(IL)入り後、4月29日(日本時間30日)にはライブBPを行って、IL入りしてから初めて打者と対戦した。 5月15日(同16日)にはブルペンで投球練習を行う予定だという千賀。マイナーでのリハビリ登板の予定はまだはっきりとは決まっていないが「もちろん僕の、次のブルペンの状態にもよりますけど(マイナーでの登板は)今週末くらいにいけたらいいのかなと思っています。これは分からないですけど」と、見通しを口にした。 米メディア『MLB.com』のアンソニー・ディコモ記者は「千賀はメカニクス作業中のため復帰時期未定」という記事を配信。記事によれば、メッツのカルロス・メンドーサ監督が千賀について「メカニクスに問題がある」とし、「彼は腕の感触はいいと言っている」と答えたという。 指揮官は「結局のところ、選手を危険にさらすのは望ましくない。メカニクスに問題がある場合、ケガや再び負傷するリスクを負わせることになる」と、千賀を気遣った。 同メディアは「(現地時間)5月27日に60日間の負傷者リストから外れる資格のあるセンガは、その日に復帰するのはもはや現実的ではない。センガが打者との対戦を再開した後、マイナーリーグの試合で球数を増やすにはかなりの時間がかかり、6月の復帰さえ危うくなる」と、復帰時期は7月にずれ込む可能性がありそうだ。 「お化けフォーク」を武器に席巻したメジャー1年目。そして、今季も文字通りエースとしての働きが期待されていた。右腕の早期復活を祈りたい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]