飯南→津〝最速〟ルート表示 渋滞緩和で実験 29日まで看板設置 三重・松阪
通勤時など迂回で2分短縮
国土交通省中部地方整備局や三重県松阪市、多気郡多気町、県トラック協会などでつくる県道路交通渋滞対策推進協議会「松阪エリア交通円滑化ワーキンググループ」(以下、松阪エリアWG)は現在、平日朝夕の通勤時間帯に、松阪市街地で渋滞が日常的に発生している状況を踏まえ、市内各所の交差点に迂回(うかい)を促す看板を設置する社会実験を実施している。11月29日まで。
同様の社会実験は2022(令和4)年9月、23年9、10月に続き3回目で、今回は北部の小津町や西側の飯南方面からの迂回も対象としている。 紀勢国道事務所(松阪市鎌田町)によると、平日の午前7時すぎと午後5時前後の時間帯は、通勤などで、〝最短ルート〟の松阪市街地を通過する車が多く、渋滞が日常的に発生しているのが課題となっている。そこで、市街地を避けて迂回する〝最速ルート〟を提示し、そこへ誘導することで、渋滞緩和を目指す。 これまでは国道42号(松阪多気バイパス)と、国道23号(南勢バイパス)への迂回を示していたが、今回は、飯南方面から津方面へ向かう車に対して、市街地の西側を通る県道松阪第2環状線(県道59号線)への迂回ルートを新たに提示。市街地を通るより2分短縮できるとしている。