【NFL】3年目に「トム・ブレイディのような感覚」を目指す49ersのQBパーディー
サンフランシスコ・49ersは現在、契約内容に不満を抱え、トレーニングキャンプを欠席している複数の選手の対応に追われている。一方、フィールド上ではクオーターバック(QB)ブロック・パーディーが勝利への貪欲さをさらに高めようとしている。49ersの先発としての準備を進めるにあたって、3年目にして初めてオフシーズンを通して健康を維持したままトレーニングキャンプを迎えることができたパーディーは、この勢いで2023年よりもチームの支配力をさらに高めようと意気込んでいる。
パーディーは『San Francisco Chronicle(サンフランシスコ・クロニクル)』のマイケル・シルバーに次のように語った。
「これだけ優秀なチームなわけだから、第3クオーターの重要なドライブで自分がすべてを把握した上で第3ダウンをコンバートして、タッチダウンを決めてリードを広げる。それを常にできるようにしたい」
「つまり、トム・ブレイディのような感覚を手に入れたい。試合の終盤でトムはいつも点差を広げて、余裕で勝っていたように見えた。俺にもそれができるはずだ」
昨シーズンにパーディー率いる49ersが見せた圧倒的なパフォーマンスを超えるのは簡単なことではない。彼らは12勝5敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のトップシードを獲得し、スーパーボウルに進出した。193点以上となった49ersの得失点差は、ボルティモア・レイブンズとダラス・カウボーイズに次ぐ記録となり、レギュラーシーズンの12勝のうち11勝は複数ポゼッション差での勝利だった。
パーディー自身は4,280ヤード、タッチダウン31回、インターセプト11回を記録し、タッチダウンパスの割合7.0%、パスアテンプト当たりの平均獲得ヤード数9.6ヤード、パサーティング113.0、QBレーティング72.8でリーグトップに立っている。
それでも、パーディーがここ数カ月の間に振り返っていたのは、接戦で落とした試合や辛うじて逃げ切れたプレーオフの試合だったのだろう。