いつもの砂糖を「3つの甘み」に変えるだけ!「砂糖なしおやつ」の魅力を紹介
“10時のコーヒータイムのおともはクッキー”、“食後にはデザートがつきもの”“コンビニの新しいスイーツが発売されたら速攻チェック”と、10年ほど前までは普通に砂糖の入ったスーツを楽しんでいた、人気料理家の山田奈美さん。ところが、自身の妊娠をきっかけに、料理はもちろん、おやつ作りにも一切砂糖を使わなくなったそう。今回、十数年かけて試行錯誤した結果が、1冊のレシピ本『かんたんでおいしい 砂糖なしおやつ』にまとまりました。そこで、「砂糖なしおやつ」のメリットと、忙しい合間にサクッと作れる簡単なレシピを教えていただきました。 【写真8枚】サクッと作れる「砂糖なしおやつ」2メニュー(アップルクランブルケーキ&豆腐クリーム)を写真で見る!罪悪感ゼロで体にも優しい!
書籍「砂糖なしおやつ」3つのポイント
⚫︎ポイント1:砂糖に変わる甘みで血糖値を急激に上げない 砂糖の代わりの甘みとして大抜擢されたのが、おもに“はちみつ”“みりん”“甘酒”の3つ。体に負担となる血糖値の上下動が穏やかで、悪玉菌の大好物であるショ糖の含有量が砂糖よりも圧倒的に少ないこともポイント。果物やドライフルーツなどもおすすめです。 ⚫︎ポイント2:グルテンフリーの米粉を使ったレシピが満載 グルテンフリーで健康によいのはもちろん、それにも増して、米粉は扱いやすいのが特徴。製菓用微粉末の米粉を選べば、小麦粉と同じように使えます。むしろ、粉をふるう必要もなく、グルグル混ぜすぎても問題ないので、おやつ作りのハードルも下がります。 ⚫︎ポイント3:子育ての手助けに! 1歳過ぎたころから、おにぎりに代わり「砂糖なしおやつ」が山田家の日常のおやつに。 「買い物先でお菓子をねだられたり、駄々をこねることもないのでラクですよ。気持ちも穏やかで安定していて、11歳になる今まで、イヤイヤ期や反抗期になったりすることもありません。以前は一緒におやつ作りをしていましたが、今ではひとりでもワンボウルでクッキーやマフィンを作ってくれます」
おやつにも朝食にもピッタリ!「アップルクランブルケーキ」
型など不要で、お家はもちろん、キャンプのときにも気軽に作れるケーキです。甘みを増やしたければ、はちみつの量で調整しましょう。 【材料】(直径15cmの丸型1台) ・りんご…2個 ・はちみつ…20g ・シナモンパウダー…小さじ1/2 〈クランブル〉 ・米粉…50g ・はちみつ…20g ・米油…30g ・シナモンパウダー…少々 ・水…5ml 【作り方】 1:クランブルの材料をボウルに入れ、ぱらぱらになるように手ですり混ぜておく。 2:りんごは種をとったら、6等分にし、約1cm厚さのスライスにする。 3:耐熱皿にりんごをのせ、はちみつをかけて、シナモンパウダーを全体にふりかける。 4:1のクランブルを3の表面にまんべんなくのせ、190℃に予熱したオーブンで25~30分ほど焼く。好みで豆腐クリームを添える。