日本自動車輸入組合（JAIA）が6日発表した1月の外国メーカー車の輸入車新規登録台数は、前年同月比11・9％減の1万3739台で2カ月ぶりの減少となった。1000万円以上の高価格帯の車種や電気自動車（EV）は需要の高さから堅調に推移。ただ、供給体制の問題などでブランドごとの登録台数に差が付いたことで全体としては減少となった。 EVは欧米メーカーのラインアップ拡充に加え、アジアメーカーの新型車投入などが奏功し同11・0％増の1186台。外国メーカー車全体に占めるEVのシェアは同1・8ポイント上昇し8・6％となった。 外国メーカーの乗用車の価格帯別では、購買意欲の継続を背景に1000万円以上が17カ月連続の増加となる同2・6％増の2736台だった。一方、一部ブランドの供給体制の問題から、400万円以上1000万円未満が2カ月ぶりのマイナスとなる同9・5％減の7400台。400万円未満は同23・4％減の3012台で2021年8月以降30カ月連続の減少となった。 ブランド別ではメルセデス・ベンツが同9・4％減の3349台で、22年3月以降23カ月連続の首位を維持した。高価格帯車種が好調なポルシェやランドローバー、新型車を投入した中国・比亜迪（BYD）など5ブランドが1月単月としての登録台数で最高記録を更新した。BYDは同5・9倍の217台だった。