河合優実の表情に引き込まれる…山中瑶子監督最新作『ナミビアの砂漠』ポスタービジュアル
第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞において、女性監督として最年少受賞に輝いた山中瑶子監督の『ナミビアの砂漠』(9月6日公開)。本作より、主演の河合優実をクローズアップしたポスタービジュアルが発表された。 【写真を見る】主人公のカナを演じるのは、『あんのこと』をはじめ数々の作品に出演する河合優実 19歳で発表した『あみこ』(18)で史上最年少でのベルリン国際映画祭出品をはたした山中監督と、同作に衝撃を受け、監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行ったという河合とのタッグが実現した本作。河合が演じるのは、世の中も、人生も全部つまらないと感じている21歳のカナ。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている。優しいけど退屈なホンダ(寛一郎)から自信家で刺激的なハヤシ(金子大地)に乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか…? この度解禁されたポスターでは、鼻ピアスをし、うつろな表情で、一体なにを考えているのか読み取れない主人公カナのドアップがインパクト抜群に捉えられている。彼女の顔を覆っているのは、カナ自身の内面の混沌を表すような渦。「私は私が大嫌いで、大好き」というキャッチコピーが、謎めいていながらもどこにでもいそうなリアルさが混在するカナというキャラクターを表現したビジュアルとなっている。 山中監督と新時代のアイコン、河合によるケミストリーが凝縮された『ナミビアの砂漠』。続報に期待! 文/平尾嘉浩