ヒートインナー着て滝汗かくオジサンってMなの!? 知らないのはオジだけ… 寒さ対策で見落としがちな靴下のレイヤード!
乾燥を防ぎ、潤いを保つ効果がある絹を心地よいと感じるのは、人間の肌とほぼ同じタンパク質でできているから。なにせ、シルクは“第二の肌”とも呼ばれているくらいなのです。 加えて、抗菌・防臭効果があるため、足から排出される汗や脂分、老廃物などの毒素を吸収し、細菌の繁殖を極力抑え、外回りで酷使したビジネスシューズを快適に保つことも可能。これで寒さだけでなく、オジサンの悩み種であるムレや臭いともおさらばで一石二鳥って話。
ただ、そんなシルクにもデメリットはあります。歴史の授業でシルクロードを習ったように、絹は昔から高級品として扱われてきたため価格帯は当然ハイソ。 また、前述の通りタンパク質由来のため変色しやすく、おまけに薄く繊細なため取り扱いも難しい。耐久性にいたっても乏しく、まるで箱入り娘のように扱わないといけません。
なので、ビギナーは重ね履きの前に1枚で効果を実感できるシルクコットンやシルクウールといった、ややタフな混紡タイプから試してみるのが吉。それに慣れたら、シルク100%のインナーソックスを肌に当て、コットンやウールのホーズで包み込むのがベストです。
ちなみに、靴下のレイヤードは“冷え取り(健康法)”という名称で知られており、実は4枚重ねが基本。ここでの説明は省略しますが、女性の靴下を脱がしたときにびっくりした紳士の方、コレです。
ちなみに、ソックスを重ねて頭寒足熱を実行しても、足や手、身体が冷たいという方は筋肉量が不足しているサインかも!? 日頃から適度な筋トレや運動、ストレッチなどを心掛けないと基礎代謝が低くなってしまい、血管や内臓、筋肉などが衰え、基礎体温の低下だけでなく免疫力も下がってしまいます。
靴下や洋服は替えが効きますが、身体は己でレストアするしかありませんので、寒い冬でも常にエンジンを温めてベストコンディションをキープしておきましょう。 Text:FORZA STYLE