103万円の壁 国民民主と決裂のまま与党123万円を盛り込みへ
いわゆる「103万円」の壁の引き上げをめぐっては与党と国民民主党との協議が打ち切られています。こうした中、政府・与党は20日にも決定される来年度の税制改正の与党案に、引き上げ額を「123万円」と盛り込むことで調整していることがわかりました。 関係者によりますと政府・与党は、来年度の税制改正に向けた方針を20日にもとりまとめる方向で最終調整しています。 こうした中、この与党案に、いわゆる「103万円の壁」の引き上げ幅について、「123万円」と盛り込むことで調整していることがわかりました。 与党側はこれまでに、国民民主に「123万円」まで引き上げると提案しましたが、国民民主はこれに反発し、「協議打ち切り」としたままです。 しかし、来年度予算案を年末までに閣議決定するためには、税制改正の方針を先に決める必要があるため、与党側は、国民民主の合意を得ないまま、「123万円」と盛り込む見通しです。 3党の税調会長どうしの協議は17日から打ち切りとなっていて、政府内には、「年明けにかけて修正協議をすれば良い」といった声もあります。