神奈川県・黒岩知事が定例会見4月15日(全文1)感染爆発の恐れいっそう高まる
神奈川モデルの改善に県も加わっているのか
テレビ神奈川:分かりました。あと、すいません、もう1点。神奈川モデルについてなんですけども、県医師会と県病院協会が、県のモデルでは不十分だということで、独自に変える【****00:13:49】の案を検討しているという話があったんですけれども、この部分は県も議論に加わっているという認識でよろしいんでしょうか。 黒岩:そうですね。神奈川モデルという基本的な構造について、医師会も病院協会もお話をして、それをやっていこうという中で、これを本当にもっともっと有機的な形、効果的なものにしていくためにはいろんなアイデアがあるといったことで、これから県と医師会、病院協会、しっかりと調整しながら、それをもっとグレードアップしていこうということで動き始めています。 テレビ神奈川:特に今グレードアップするために今、現場のほうから上がっている課題というのはなんでしょうか。 黒岩:それぞれの地域ごとに医師会もあるわけですよね。それぞれの地域のやっぱり抱える1つの問題点というのがあるんです。その地域ごとによって違った状況もある。それを地域の医師会の皆さんと共に、それぞれの形が、バリエーションがある。ハイブリッド型というのはそういう意味だと思いますけども、それでつくり上げていくという作業がこれから始まってくると思いますね。
医療現場への補償やサポートは?
テレビ神奈川:ごめんなさい、最後に1点。今、医療現場でガウンが不足していて、レインコートを使用しているだったりとか、感染者の受け入れでコストが増えていて、病院経営そのものが逼迫しているということもあって、数億円の赤字が出ている病院もあるという話があるんですけども、医療現場の現状と、あとそこに対する補償であったりとかサポートというのはお考えでしょうか。 黒岩:医療現場でマスクであるとか、それから防護服ですね。特に防護服。消毒液等々。こういうのが不足しているという話はわれわれも把握をしております。それを調達するためにさまざまなルートを通して、今、調達する作業を進めているところでありますね。ですから、少し明るいニュースもたぶんお届けできると思いますから、そういったことで、まずは医療者の皆さんを、体を守るという、そのために県も全力を挙げていきたいというふうに思っているところであります。 それで、さまざまな今、医療機関の中でいろいろな問題も出てくるでしょうけども、基本的に神奈川モデルと言っているものは、そういったものも救おうということでつくり上げているシステムですね。このコロナの患者さんに対する対応というだけではなくて、通常の医療を守るためにコロナの流れを特化していくというのが基本の考え方ですから。これをしっかり進めることによって、こういった医療の崩壊を防ぐといったことを徹底的に進めていきたいなというふうに思っています。