間宮祥太朗×佐藤二朗×DJ松永、映画『変な家』鼎談 R-指定との同居エピソードから演技論、ゾクッとミステリーの魅力まで
一つの変な間取りから始まる前代未聞のゾクッとミステリー、映画『変な家』に出演する間宮祥太朗、佐藤二朗、DJ松永(Creepy Nuts)にインタビュー。映画にちなんだ“間取り”に関する話から、DJ松永の“無機質”な演技について、さらに本作の“ゾクッ”とする怖さを語り合った。 【動画】間宮祥太朗&佐藤二朗による“なにか・が・変”な劇場マナーCM 謎のクリエイター・雨穴によるYouTube動画とその前身である同タイトルのウェブメディア記事を元に、物語の続きを書き加える形で書籍化されたミステリー小説『変な家』を石川淳一監督がメガホンを取り映画化。主人公で売れないオカルト専門の動画クリエイター・雨宮(あめみや)役に間宮。雨宮とバディを組み間取りの謎に迫る一風変わった設計士・栗原(くりはら)役に佐藤。雨宮に間取図の相談を持ち掛けるマネージャー・柳岡(やなおか)役をDJ松永が演じている。 ■劇中の役とは真逆 佐藤二朗は間取りに興味なし!? ――間取りへのこだわりはありますか? 【間宮】二朗さんはあまりないんですよね? 【佐藤】これ、本当に申し訳ないんだけど、僕が演じた栗原は設計士で、ミステリー好きで、間取りにもある種異様なほど興味や洞察力がある人ですが、正直、佐藤二朗はあんまり間取りに興味がなくて。妻は結構間取りにこだわりがあるみたいなんだけど…。 【松永】物件探しする時は、奥さんが? 【佐藤】そう、お任せ。住む場所も住む物件も妻が選ぶ。内見は一緒に行くんだけど、僕はぼーっと突っ立って見ているだけ。 【松永】(笑)。本当ですか?「これ違うな」「この家じゃないな」とかないんですか? 【佐藤】言ったことないです。妻もわかってるから、「どう?この水回り?」とか一切聞かない。本当に後ろに立っているだけ。「次、行くよ」と言われたら、「はい」って。次の物件に行ってもまた突っ立っているだけ。 【松永】最悪、二朗さんいなくてもいい? 【佐藤】そうね。 ■ワンルームでR-指定と同居していた過去 【間宮】松永くんは楽器相談可の物件を探すの?そのあたりはDJってどうなるの? 【松永】音はスピーカーから出るので、それは楽器なのか?と。僕は楽器可の物件をいつも選んでいるわけではないですね。ピアノやドラムを部屋で演奏したいとなると物件探しも大変だけど、曲を作ったり、レコードをかけたりする時は音量を絞ることも、ヘッドフォンをしてやることもできるから、結構大丈夫かと。でも結局、スピーカーから音を出したくなっちゃうので、築浅の物件を選ぶことが多いです。 【間宮】築浅の物件は比較的生活音を軽減する防音性の高い造りになっているところが多いよね。 【松永】築浅の物件で、隣の部屋に面していないところを作業部屋にできる間取りかどうかチェックしますね。 【間宮】楽曲制作する中でRくん(R-指定)とルームシェアみたいなことは? 【松永】東京に出てきた時に最初に住んだのが、上板橋(板橋区)のワンルームだったんですけど、半年ぐらい同居していました。もう1回やれと言われてももうできないですけどね(笑)。同じ布団で寝ていましたから。 【間宮】【佐藤】えぇ! 【松永】敷布団が1つしかなくて。2人で横に並んで寝ると気持ち悪いから、逆さにして。 【間宮】顔が並ばないように。 【松永】あいつの足が、僕の顔の横にあるみたいな感じで。あいつの服を洗濯したこともありますし、あいつはタバコを吸うけど、僕は吸わないから、「タバコは外で」って、外で吸ってもらっていましたね。間宮さんは? 【間宮】僕も一人暮らしするようになって何回か引越しをしているので、間取りを見ることがありますし、こういうところに住みたいな、と思うこともありますね。都心から少し外れただけの都内近郊ではなく、関東地方で物件を探すと、こんな家もあるんだな、みたいな。平屋が理想なので、そういう物件を見つけるといいな、と思いますね。 【松永】わくわくしますよね。現実的に住めるかというと、眺望が良くて平屋とかになってくると、だいぶアクセスが難しくなりますよね。