名古屋「ヤバコレ」独自ファッション発信が若者に浸透中
愛知・名古屋発祥のファッションショー「YABA COLLECTION(通称:ヤバコレ)」が今年も開催されることが決定し、名古屋市のCLUB JB’sでこのほど、プレパーティーが開催された。ファッションショーと言えば、最新の流行を発信するものが多いが「ヤバコレ」は流行を重視するだけではなく、独自のファッションを作りあげて発信していくスタイル。名古屋エリアから地域独自のファッションを発信する大規模なファッションショーは同イベントが初めてということもあり、20代の若者を中心に人気や話題を集めている。さらに、ファッションショーだけではなく、地域を活性化させるために清掃活動も行っているという。今年は9月21日に名古屋市・ナディアパークでの開催が予定されているが、なぜ「ヤバコレ」は若者に支持されているのだろうか。
“矢場町”にスポットを当てる理由は?
ヤバコレは「ファッションで街を元気に!」をコンセプトに、名古屋市・矢場町を拠点とする美容サロンやアパレルショップが集まり、矢場町ならではのファッションを全国に発信するファッションフェスタ。これまでに石田ニコルや水原佑果、紗羅マリー、Unaなど東京で活躍する有名モデルが出演してきた他、人気ファッション誌「NYLON」とのコラボレーション企画や、海外ブランドのコレクションや東京ガールズコレクションなどのディレクションを務める辻井宏昌氏による監修など、20代を中心に注目を集めてきた。 矢場町は、独自性のあるアパレルショップの路面店が立ち並ぶエリアで、お洒落なファッションストリートを擁する。 しかし全国的な知名度はまだまだ。そんな矢場町にスポットを当てる理由についてヤバコレ実行委員会の担当者に聞くと「矢場町はファッション感度が高いエリアで、洗練されたモード感とカジュアルさがミックスするファッションが特徴です。若い世代が憧れるこのファッションをYABAスタイルとして提案していきたい」と話す。 さらに「矢場町には美容院やアパレルショップが多いので、だからこそファッションを通して街を盛り上げていきたいんです。最近ではデパートだけでなくファストファッションやセレクトショップ、近くの大須には古着屋が並んでいるなどバラエティに富んでいます。自分らしくファッションを楽しむということを矢場町から全国に発信していきたい」と続けた。