【ボートレース】王者・松井繁が得意水面で躍進「いいと思っている」3年ぶりのSG優出へ好視界
◆SG第34回グランドチャンピオン(6月28日、ボートレース尼崎・4日目) 生涯獲得賞金40億円超を誇り、「王者」のニックネームを持つ54歳のベテラン松井繁(大阪支部)が3年ぶりのSG優出への第一関門を突破した。 4日目3Rは4コースから全速スタートを決めてスリット争いで優位に立つと、1マークはブイ際を鋭く2番差し。バックは佐藤翼、瓜生正義との首位争いとなったが、3艇並走の最内に進路を取り、そこから伸び切って2マークは意地の先まい。日またぎの連勝とし、11位での予選通過を決めた。 今節はセット交換で劇的に機力アップさせる選手が多い中、自身はプロペラ調整のみで奮闘。「セット交換している人には負けると思うけど、交換していない人の中では負けることはなく、いいと思っている」と、上位エンジンとの差を経験と腕でカバーする。 尼崎はSG2V(2009年ダービー、14年クラシック)を含め16回の優勝を誇る。知り尽くした地元同然の水面で、21年の児島グランドチャンピオン以来となるSGベスト6入りを目指す。
報知新聞社