「UNLIMITEDルール」初挑戦でKO勝ちを収めた栗秋祥梧

「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」（6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館）の一夜明け会見が6月24日、都内で開催された。 　初挑戦となる「UNLIMITEDルール」の一戦で中村優作（TEAM FAUST）に1RKO勝ちを収めた栗秋祥梧（クロスポイント吉祥寺）が大会MVPを獲得した。 　栗秋は「無事に勝てて、ほっとしている。UNLIMITEDルールの面白さも伝わった試合になったかと思う。初めてだったんですが、めちゃくちゃ楽しかった。純粋に楽しめた」と試合を振り返った。 　試合後には王座の設立もアピールしていたのだが「僕はこのルールにはまっちゃったんで、面白いなと思った。後は会長次第」と今後もUNLIMITEDルールでの試合を希望。 　これにKNOCK OUTの山口元気代表は「祥梧の場合はいい試合をすると次の試合は必ずしょぼい試合をして負ける癖があるので注目してください。これでごまかされちゃダメ。だいたい僕も騙されている（笑）」とジョーク交じりに注意勧告。

大会MVPを獲得した栗秋

　そして「UNLIMITEDルールは今、やる人を募っている段階。やるならトーナメントをやるとかしないとただの打ち上げ花火になってしまう。そこはしっかり練っていく。『THE KNOCK OUT FIGHTER』というテレビ番組もあるので、そこと絡めてやっていきたい。それとは別に祥梧はフェザー級では看板選手なので、KNOCK OUTのもともとのベルトのラインも大事にしつつ、UNLIMITEDを盛り上げていくという役回りになるのかなと思う」とUNLIMITEDルールと栗秋の今後について語った。 　練習嫌いで知られる栗秋だが今回は所属ジムでのMMAクラスに積極的に参加。鈴木千裕や渡慶次幸平に鍛えられた。練習の大切さについては「“そうですね”と言っておきます（笑）」とのらりくらり。また栗秋の練習っぷりについては山口代表が「今まで全然練習していないのに、今回だけ1日2回とか練習していた。レスリングとかテイクダウンを切る練習が面白かったらしくて。THE KNOCK OUT FIGHTERに出ている、藤橋チャンミンというアマチュアの練習生がいて、その子は来たり来なかったりなんですよね。そうしたら祥梧が真面目な顔で“お前、試合があるのか？　試合があるなら1日2回くらい練習しろよ。真面目に”って言っていた。周りは“え？”って思ったら祥梧は真剣に言っていた。みんな“お前がいうか？”とう空気になっていた」などとこの間のエピソードを明かした。ちなみに栗秋の練習再開は1カ月後になるとのことだった。