元イングランド代表監督エリクソン氏が死去。FA最高経営責任者「ファン全員に特別な思い出を残した」
イングランド代表のほか、ラツィオやサンプドリア、ベンフィカなどで指揮を執ったスウェーデン人監督スヴェン・ゴラン・エリクソン。英メディア『Sky Sports』などが現地時間26日、すい臓がんを患い闘病中だった同氏の死去を報じている。76歳だった。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ 1997年~2001年まで指揮したラツィオで、エリクソン監督はロベルト・マンチーニやパベル・ネドベド、アレッサンドロ・ネスタなどレジェンド選手たちを多数指導した。スクデットを獲得した1999/2000シーズンは、UEFAスーパーカップとコッパ・イタリアも制覇しており、チームを3冠に導いている。 ラツィオの指揮官を退いたあと、イングランド代表史上初の外国人監督としてチームを指揮。2002年の日韓ワールドカップ、EURO2024ではデイビッド・ベッカムやマイケル・オーウェンら名手を率いた。 今回の訃報に接し、イングランドサッカー協会(FA) の最高経営責任者マーク・ブリンガム氏が「とても悲しい日だ」と語り、これを『Sky Sports』が伝えている。同氏の言葉は以下のように続く。 「彼はイングランドのファン全員に特別な思い出を残した。スヴェンの指揮のもと、ミュンヘンでドイツ代表を相手に5-1で勝利した(2001年の日韓ワールドカップ欧州予選)ことは誰も忘れられないだろう。スヴェンはイングランド代表チームでの重要な仕事と、サッカー界への幅広い貢献により正当に評価され、永遠に記憶されるはずだ」
フットボールチャンネル編集部