「トゥヘルを招聘しておけば…」テン・ハーグ解任のマン・Uにキャラガーが持論
エリック・テン・ハーグ監督を解任したマンチェスター・ユナイテッドについて、イギリス『スカイスポーツ』で解説を務めるジェイミー・キャラガー氏が持論を展開した。 【順位表:プレミアリーグ】 2022年夏にエリック・テン・ハーグ監督を招聘したマンチェスター・U。同指揮官の下でカラバオカップとFAカップを制して6年間の無冠に終止符を打ったものの、プレミアリーグでは大苦戦。昨季はクラブ史上ワーストとなる8位で終わると、今シーズンは第9節を終えて14位に沈むなど厳しい状況が続いている。 そしてウェストハムに敗れた(1-2)翌日の28日、マンチェスター・Uはテン・ハーグ監督の解任を発表。後任は決まっておらず、当面はアシスタントコーチを務めていたルート・ファン・ニステルローイ氏がチームを率いることが発表された。 一部では後任としてスポルティングCPのルベン・アモリム監督招聘に動いていることが伝えられている中、キャラガー氏は『スカイスポーツ』で持論を展開。「トーマス・トゥヘルを招聘しなかったことは、チームにとってチャンスを逃したということ」とし、以下のように語っている。 「昔リヴァプールがユルゲン・クロップの招聘を一時的に取りやめ、ブレンダン・ロジャーズを続投させたことを思い出す。ブレンダンとテン・ハーグは状況が似ていて、取締役会は残留か解任かを迷っていた。そしてリヴァプールはブレンダンを残留させたが、10月のインターナショナルウィーク後に状況を変えた。クロップがいることを知っていたため、狂気の中にも計画があったのかもしれない」 「マン・ユナイテッドがテン・ハーグを残留させた理由の1つは、夏休みを取ってエネルギーを充電したい指揮官がいると知っていたからだ。それがトゥへだと思っていた。彼らはリヴァプールがクロップにしたように、同じような形で起用するつもりだったはずだ」 「だが、イングランド代表がトゥヘルを招聘した。その後にマン・ユナイテッドはテン・ハーグを解任している。リヴァプール戦の後、私は『テン・ハーグが11月のインターナショナルウィークまで持つはずがない』と話した。あの状況はあり得なかったんだ。オーナー陣は、この夏に決断すべきだったと思う」 なおトゥヘル氏については、夏の段階でマンチェスター・Uの上層部が接触していたことが報じられていたが、契約には至らず。すると16日、イングランド代表監督就任が決定。2026年ワールドカップまで“スリー・ライオンズ”を指揮する予定となっている。