オール阪神・巨人「仲悪い時期がものすごくあった」45周年記念公演会見全文
コンビ結成時は阪神17歳、巨人23歳くらい
冨好:質疑応答に移りたいとおもいます。 ━━えっと先ほどから、45年、漫才を続けられてこられて、大変なことも多々あったと思われますけども、仲が悪かった時期っていうこともおっしゃいましたけど、それは原因はなんだったんでしょうか? 巨人:うーん、どうでしょうね? 阪神:もう漫才師は、まあ誰しもあるんですけど、別にお金の問題とかそんなんじゃないんですけども。 巨人:6歳ほど違うんで、コンビ組んだとき阪神くん17歳やったんですよ。それで僕は23なんですね。お父さん役というか、僕がいちいち怒るんですよ。そうすると、こっちはまだ子どもやし、言うても17、18歳で一人っ子やし、どんどん生意気になってくるんですよ。それで僕が怒る注意ですよね。それでまた時間も切れていくってね。それで「なんぼいうてもわかってくれへんな」と思ってね、まあ、おとーちゃんでしたね、僕は。最初僕のことは「あんちゃん、あんちゃん」呼んでましたからね。今は相方とか言うんですけどね。それが大きな原因かな。練習が嫌いなんです漫才の。練習嫌いなんですけど、練習ででけへんのですよね。こうやってくれっていうたら「俺は本番でやるねん」って言うんです。 阪神:ブチ切れますねん。けっこうね本当は僕の方が繊細そうに見えますけど全然反対なんです。 巨人:僕の方が繊細そうに見えてへんで。おかしいで、大丈夫か? 阪神:いや、それでなんべんもやれーやれーって。ほんならね本番でするからと。僕は本番タイプですねん。 巨人:稽古ででけへんもんが、本番でできるんです。だからアカンねん。稽古さぼるんですよ、また僕が怒るんです。それがデューして10年目くらいまで続きました。
今は家のことを「どう思う?」と言える仲に
阪神:すごいですよ、僕がご飯食べてるときぺっちゃぺちゃってなりますねん。それで横から「音鳴らして食べるなー」って言うんですよ。「食べる時くらいほっとけー」って言うても、これがケンカになるんです。 巨人:僕はマナーやと思うからね、お父ちゃんやからね、言うてしまうんですよ。 阪神:いろんな食べ方がありますやん。 巨人:まあ、その性格が変わって人間がようなっていったというか人間はいいんでしょうけども、仲が良くなっていったというのはね、やっぱり離婚。離婚してから新しい奥さんになって子どもができてから全然変わっていって、いろんなことを僕に相談してくれるし。子どものこととか嫁さんのこととかね。今も相談受けますけどね。「嫁はん大変やねん」「そうかー」って言うて。 阪神:あんたも言うてるやないか。 巨人:俺とこも言うてるよ。 阪神:今こんなん言える仲になってますねん。家のことをね、こんなんどう思う?っていうて。それで、うちは大げんかになった時は、これはアカンな、離婚やな思う時は、仲にはいってくれましたからね。ちょっと待て電話代われっていうて。