【インタビュー】タイの人気俳優ミュー・スパシット「私にとって演技をすることは人生をおくること」
学び続けるのはスムーズに生きていくため
多岐に渡る活動の傍ら、博士号取得のために大学院へ通い、取り組む仕事の中でも常に学びの姿勢を大切にしている理由とは? 「これからはどんな仕事にもさまざまな知識が必要だと考えているので、学んだことは俳優だけでなく、すべてのシーンで生かしたいです。今は博士号の勉強を一旦やめていますが、落ち着いたら再開予定で、今後はAIを学んだり、仏教的な学びにも興味があるので出家のプランも考え中です。私にとって演技をすることは人生をおくることと同じ。仕事も人生もバランスを取りながら工夫して、どうすればスムーズに生きていかれるかということを大事にするために、これからも勉強を続けていきたいと思っています」
いつか映画という限られた時間の中で役を演じ切りたい
プライベートの充実を仕事に繋げていきたいと語るミューが、これからやりたいことは「映画」。 「ドラマと違って、映画は限られた時間でたくさんのメッセージを伝えなければならないことが条件。それぞれのシーンを大切にしていくことは、難しいながらも良い勉強になるのではないかと思っています」 今回のインタビューの翌日には、東京でのファンミーティングがスタンバイ。日本のファンの印象を訊ねると……。 「いつも印象的なのは、みなさんが礼儀正しく、マナーが素晴らしいこと。私とのスペースのバランスをきちんととって下さりとても感謝しています。時々、着物を着て公演に来て下さる方がいらっしゃって嬉しいです。とてもかわいいんですよね」 クウネルサロンのみなさんへのメッセージもいただきました。 「クウネルサロンに初めて登場できてとても嬉しいです。今回は4回目のファンミーティングでの来日となりました。今後のタイと日本のエンタメには、もっと楽しいことがたくさんあると思います。私も日本での活動を楽しみにしていますので、これからもよろしくお願いいたします」 Mew / Suppasit Jongcheveevat(ミュー / スパシット・ジョンチーウィーワット) 1991年2月21日生まれ、タイ・ノンタブリー県出身。 カセサート大学で産業工学を専攻し、第一級金メダル取得して卒業後、チュラーロンコーン大学にて産業工学の修士号を取得。(現在は同大学にて産業工学の博士号を取得中) 2017年ドラマシリーズ『I Am Your King』で俳優デビュー。2019年に初の主演ドラマ『TharnType/ターン×タイプ』、2020年~2021年に続編となる『TharnType2 -7 years of love- 』に出演。俳優のほか、歌手やプロデューサーとしても活躍。 公式ファンクラブ:Mew OFFICIAL FAN CLUB in JAPAN Instagram:@mewsuppasit
撮影/小沼 高、取材・文/松永加奈
クウネル・サロン