北米でロータス「エレトレ カーボン」が3251万円!!「ベンテイガ」と同価格帯に上昇した理由は、中国で生産されていることと関係が…。
直感的に操作でき、ドライバーの体験を向上させるよう設計
またエレトレ カーボンには、強力な10ピストン・カーボンセラミックブレーキなどのパフォーマンスを高める追加オプションが用意されている。 エレトレ カーボンは、直感的でドライバーの体験を高めるように設計されている。ロータスは最高のパフォーマンスと信頼性、安全性を提供するため、最新の最先端技術ハードウェアをエレトレ カーボンに組み込んだ。これには、2つのNVIDIA DRIVE Orinチップ、34個のセンサー、12台のカメラが搭載される。 エレトレ カーボンは北米の消費者の需要に応え、究極のパフォーマンスSUVとして、米国およびカナダ市場向けに特別に設計されたモデルである。エレトレ カーボンの価格は22万9900ドル、つまり3251万円からとなり、すでに注文が可能。北米の顧客へは2025年第1四半期からデリバリーが開始される予定である。
AMWノミカタ
北米専用モデルとしてエレトレ カーボンが発表された。価格は22万9900ドル、つまり3251万円となる。当初エレトレのアメリカでの価格は、ベースグレードで10万7000ドルの1512万から、Rモデルの価格は14万5000ドルの2050万円からであった。 Rモデルをベースにしているエレトレカーボンの価格がおよそ1.6倍まで価格が上昇してしまった背景は、5月に発表された中国製EV車に対する関税の引き上げの影響であろう。EV車は「アメリカが歴史的な投資を行っている戦略的な分野」としてこれまでの25%の関税が課されていたが、これが今回100%まで引き上げられた。エレトレは中国の武漢で製造されていることから、この対象にあたる。 この価格を考えれば、たとえばベントレー「ベンテイガ」に並び、メルセデス・マイバッハ「GLS600」よりさらに高いことからもロータスのSUVにとっては最大市場の北米で非常に厳しい戦いを強いられていると言えるだろう。
AMW
【関連記事】
- 【画像】カーボンファイバーを随所に使用! ロータス「エレトレ」の超高級モデル「エレトレ カーボン」を見る(12枚)
- ■ ロータス、EVの販売目標を大幅下方修正…2024年上半期はブランド史上最好調を記録しているのになぜ?…マーケティング費用がかさみすぎか!?
- ■ ロータスがいま中東マーケットに注力する理由とは?「エレトレ」「エメヤ」が湾岸諸国でホモロゲ取得…軽量スポーツのイメージが薄い地域にこそ勝機あり
- ■「サーキットの狼」世代が憧れたロータス「ヨーロッパ」はまだ手が届く!? 12年かけてレストアした個体でも400万円ほどが相場のようです
- ■ 還暦を迎えて人生2台目のロータス「エスプリ」を購入! R35「GT-R」のブレーキを移植してアニバーサリー仕様へとモディファイ中です