阪神・秦雅夫新オーナー、覇権奪還へ 藤川球児監督に期待「守りの野球で勝つ」「接戦で必ず勝ち切る采配を」
「球団創設90周年の節目となる来シーズン、必ずやリーグの覇権を奪還して、ファンのみなさんのご期待に添えるように、チーム、フロント一丸となって戦って参る所存です」
新総帥は〝覇権の奪還〟を何度も強調した。猛虎の新体制が2025年からスタートする。(新里公章)
★杉山オーナー「優勝癖を」
阪急電鉄出身者として初めて就任した杉山オーナーは2年間務めた役職を退任する。就任後のセ・リーグ優勝と日本一、チームの成長の実感、藤川新監督のもと新体制でスタートした点を今回のオーナー交代の理由に挙げた。来季に向けて「必ずやリーグ優勝を奪還。それと、毎年のように優勝する、いわゆる優勝癖を植え付けていただきたい」と期待を込めた。
■秦 雅夫(しん・まさお)
1957(昭和32)年5月22日生まれ、67歳。京大法学部卒。81年に阪神電鉄入社。人事部長、取締役、常務、専務を歴任し、2017年4月から社長、23年4月から会長。18年から21年まで阪神球団オーナー代行、22年12月から球団会長。