瀬戸内の島の子供たちへ本を…「こども図書館船」25年春運航へ 建築家・安藤忠雄さんが提案【香川】
岡山放送
瀬戸内の島々を巡り、子供たちに本を届けます。建築家の安藤忠雄さんが発起人となり、香川県が2025年から運航する「こども図書館船」プロジェクトの概要が12月18日、発表されました。 約500人が集まる中、香川県の池田豊人知事と建築家の安藤忠雄さんが発表しました。 このプロジェクトは、香川の子供たちに本を届けるとともに、瀬戸内の島々との交流を深めてもらおうと、図書館が船となって運航されるものです。船は安藤さんが県に寄贈し、県の実行委員会が運航します。 (中村香月記者) 「きょうは、実際に運航される船のイメージが公開されました。子供たちがのびのびと本を読める空間となっています」 船は全長約20メートル。かつて瀬戸内海を走っていた高速船をリニューアルしたもので、最大3000冊の本が載せられます。20人程度の子供が乗ることができ、年間約40回の運航を予定しています。 (建築家 安藤忠雄さん) 「本を読みながら港に停泊していくのは面白い。力を合わせて香川県(の名前)を全国区にする」 (香川県 池田豊人知事) 「本だけでなく、そこから派生して、島や船の上で楽しんでもらえる企画にしたい」 「こども図書館船」は、2025年春ごろに運航を始める予定です。
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