【ソフトバンク】甲斐拓也も栗原陵矢も下げて捕手・海野隆司 小久保監督が挙げた“第4捕手”は
◆パ・リーグ ソフトバンク2―4日本ハム(9日、熊本・リブワーク藤崎台) ソフトバンクが今季初の連敗を喫した。今季から指揮を執る小久保裕紀監督にとっても初めての連敗となった。 リスクを度外視した攻撃的な采配を見せた。2点を追う8回。指揮官は1死一塁から栗原に代打・緒方を送り、続く甲斐にも代打・中村晃を送った。得点にはつながらなかったが、捕手2人制を敷く中、緊急時の“第3捕手”として指名している栗原と、正捕手の甲斐を同時に下げる執念のタクトを振った。最終回は海野がマスク。試合後、指揮官に聞いた。 ―栗原に代打 「キャッチャー2人なので、ドキドキしながら代打送ったんですけど。今の(栗原の打撃の)状態を考えた時には、代打を出そうという決断になりましたね」 ―仮に海野が負傷するなどした場合、4人目の捕手は誰を想定していたのか。 「仲田。(2軍監督だった)去年の2軍戦の時も『最悪、仲田行くぞ』と言ってたんで」 当事者の仲田にも聞いた。 ―第4の捕手としての指名。前から言われていた? 「いや…でもそういうこともあるだろうなと思ってて。ちょっと合間をみて練習もしたいなと」 ―まだ実際に練習はしていない 「まだっすね。大学(福岡大)の時にちょっとだけ練習してたことがあったので、そういう時のために準備したいと思います」 ―もし「やれ」と言われれば 「もうやるだけなんで。そんなこと(イヤだとか)言ってられない。やるだけです。頑張ります」 バッテリー以外の7ポジションをどこでもこなせるのが売りの“パーフェクト・ヒューマン・ナカタ”。もしかすると“第8の守備位置”として、マスクをかぶるシーンを見られる日が来るかもしれない。
報知新聞社