おじさんの印象を変えるマフラーの巻き方で「簡単に」イケオジ化
重点的に首を温めてくれるマフラーは真冬の必須アイテム。特にウールコートを羽織るコーディネートでは、マフラーの有無で、体感温度が劇的に変わります。そして何より、真冬のコーディネートを差別化するうえで役立つ冬小物です。 【写真】マフラーを「簡単に」ミラノ巻きできる4STEPを解説 そんな便利なマフラーですが、バリエーションの多さから、選ぶべき正解に迷うもの。というのも「選び方」や「巻き方」次第で、子どもっぽく見えるケースもあるからです。 正解ポイント ・「ストール風」マフラーを選ぼう ・「ミラノ巻き」を実践しよう 渋いおじさんに仕上がる「マフラーの最適解」を、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者が解説します。 ■ボリューム感あるストール風マフラーを選ぼう マフラーは、主に3系統に分かれます。それぞれウールマフラー・ニットマフラー・ストールマフラーと呼ばれるものですが、印象は別物です。なかでも大人の休日服を、エレガントに見せるには、ストールマフラーが圧倒的におすすめ。 定番ともいえるフェルト生地のようなウールマフラーに比べ、ストールのように柔らかな質感が特徴。そして、春夏のストールと異なるポイントは素材にあります。 ウール・カシミアといった秋冬素材が中心で、ストール風であっても首を温めるには十分なのです。 このときボリュームがあるストールマフラーを選んでみてください。ストールマフラーの場合、ボリューム感はリッチな印象に通じるからです。 特にチェスターコートやトレンチコートといった開襟デザインのアウターとは相性抜群! ではストールマフラーの質感に合う巻き方を紹介します。 ■簡単に再現できる! ミラノ巻きの4STEP イタリアの都市名をネーミングとした「ミラノ巻き」は、その複雑な結び目が特徴。マフラーの先端は、コートの中にしまっても良いですし、先端を出すことでアクティブな印象を与えることも可能です。 (1)まずは首の後ろにマフラーを垂らします。このとき、真ん中ではなく、3分の1と3分の2になる位置を支点に据えます。 (2)長い方をグルっと一重巻きにします。 (3)片側を軽く持ち上げ、小さい輪っかをつくります。 (4)小さい輪っかに、反対側の先端を通して完成です。 ミラノ巻きは、柔らかなストールマフラーの質感に合うもの。フェルトのようなウールマフラーでは、結び目に変なシワが寄ってしまうため、おすすめしません。 大事なのはマフラーの質感と巻き方をセットで考えること。その結果、おしゃれなマフラースタイルが完成するのだと覚えておいてください。 ■ 森井良行 もりいよしゆき ■著者プロフィール: 森井良行(もりい・よしゆき) エレガントカジュアル 代表取締役 20代後半から40代の男性のファッションを「エレガントカジュアル」でワンランクアップさせる「服のコンサルタント」。 街のセレクトショップを歩き、顧客に試着を繰り返してもらいながら、その人に最も似合う服を探していく独自の「買い物同行」は9割以上の高い満足度を誇る。ツイッター「@elegant_casual」
森井良行